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12月02日-03号
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  1. 瀬戸内市議会 2020-12-02
    12月02日-03号


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年11月第7回定例会令和2年第7回定例会                   瀬戸内市議会会議録                令和 2年12月 2日(水曜日)                ───────────────                出 席 議 員 ( 17 名 )     1番  岡     國 太 郎          2番  角  口  隼  一     3番  高  間  直  美          4番  日  下  俊  子     5番  布  野  浩  子          6番  厚  東  晃  央     7番  河  本  裕  志          8番  竹  原     幹     9番  平  原  順  二         10番  島  津  幸  枝    11番  原  野  健  一         12番  小 野 田     光    13番  石  原  芳  高         15番  小  谷  和  志    16番  廣  田     均         17番  日  下  敏  久    18番  室  崎  陸  海                ~~~~~~~~~~~~~~~                欠 席 議 員 ( 0 名 )                ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     田 野    宏   教育長     東 南  信 行       総務部長    岡 田    誠   財務部長    尾 副  幸 文       総合政策部長  松 尾  秀 明   環境部長    奥 田  幸 一       福祉部長    青 山  祐 志   こども・健康部長難 波  彰 生       産業建設部長  難 波  利 光   文化観光部長  頓 宮    忍       上下水道部長  松 本  孝 之   教育次長    薮 井  慎 吾       病院事業管理者 三河内    弘   病院事業部長  小 山  洋 一       消防長     高 原  正 利                ~~~~~~~~~~~~~~~                事務局職員出席者   局長      三 浦  光 男       次長      吉 崎  知 子   主幹      広 畑  祐 子       主査      吉 久  尚 宏                ~~~~~~~~~~~~~~~                議 事 日 程 (第 3 号) 令和2年12月2日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序7番~12番)                ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件日程1                ~~~~~~~~~~~~~~~                午前9時30分 開議 ○議長(日下敏久議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ここで暫時休憩します。                午前9時30分 休憩                午前9時30分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。                ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(日下敏久議員) それでは、議事日程に入ります。 日程1、昨日に引き続き一般質問を行います。 初めに、発言順序7番、岡國太郎議員の一般質問を行います。 1番岡國太郎議員。                〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) それでは、議長の許可をいただきましたので、私の一般質問を始めさせていただきます。今回も時間が40分ということなので、それぞれ簡潔明瞭な答弁をお願いしておきます。 まず、質問事項1、地球温暖化防止に関する政策についての質問。 要旨1、先日の菅総理の所信表明で示された2050年までに脱炭素化(カーボンニュートラル)の実現を目指すとの意向を踏まえての市長の見解を問うの①、気候危機非常事態宣言発布等に向けての姿勢に変化はないかです。 今回のこの件についてお尋ねするのは、前回9月の一般質問での気候非常事態宣言発布をしてはとの私の問いに対して市長は、それはある種宣戦布告することであってそのための戦略ができていないので今はできないと、市長の答弁に驚かされたものです。今回は、菅総理の所信表明演説でも2050年までに脱炭素化(カーボンニュートラル)、すなわち二酸化炭素排出量を地球上の森林等による二酸化炭素の吸収能力と同等までに抑えるとの方針が示され、その具体化に向けての活動を開始されているこの時点での気候危機及び脱炭素化への認識を問うものです。現在の市長の見解をお示しください。 続いて、質問事項1の要旨1の②、脱炭素化の実現に向けて、地球温暖化防止のための機器導入等に対する補助制度を新設し、市民一人一人が温暖化防止のためにできることを周知徹底すべきではについてです。 上述したとおり、現状は国を挙げて脱炭素化を目指そうとしているとき、当市としても脱炭素化の一翼を担うために市民一人一人が地球温暖化防止、脱炭素化社会実現に対する意識づけと行動を起こすことが不可欠であります。そのためにも、市民に広くそうした意識づけのための広報並びに具体的諸施策を立案、実施する必要があります。また、恐らく国としても脱炭素化に向けての地方創生予算等が組まれることでしょうが、それに乗り遅れないためにも今から関係当局を中心として早急に対処する必要を感じていますが、市長の見解をお尋ねします。 続いて、質問事項2、大学との連携協定の活用状況についての質問要旨1、本市は、就実大学、岡山商科大学、加計学園とそれぞれ連携協定を結んでいるが、その活用状況についてお尋ねします。 当市としては、最近も災害時対策として物資の供給や避難所運営等のためや宿泊施設やキャンピングカー貸出し等の協定を結んでいるところですが、以前から三つの大学と協定を結んでおり、公共交通会議等の委員として活躍していただいていることは存じているのですが、今回各大学の協定の具体的な内容とその活用状況をお示しください。 質問要旨2、加計学園に現在改築のため閉鎖中の前島研修所の活用策を立案申入れし前島振興に資するべきではないかについてお尋ねします。 加計学園の前島の研修所は、ホームページによりますと、プライベートビーチも備えた抜群の環境にあるところのようですが、今は耐震補強工事中で閉鎖中のようです。当市としても、こうした恵まれた環境の中にある施設を有効に活用できるために活用策を加計学園当局と検討を重ね、市民の宿泊研修やワークショップ、ワーケーションなどの候補地として活用策等を推進し地域活性化に活用すべきと考えますが、当局の見解をお示しください、もちろんそのためにも一日も早い光ファイバー回線の設置が待たれますが。 続いて、質問事項3、今後のコロナ対策についての質問要旨1、冬場を迎え新型コロナウイルス季節性インフルエンザとの同時流行が予想されている中での対策について問うのその①、一部報道によると、医療用マスクやゴム手袋が品薄感の状況となり価格高騰や納期に支障を来しているとのことだが、本市では支障なく入手できているのかについて、当局の簡潔な回答をお願いします。 続いて、質問要旨3の要旨1の②、地震、津波災害が発生した際を想定して避難所に発熱者等を分離するための陰圧テント等を手配すべきではについてです。 コロナ禍、インフルエンザ流行期にかかわらず地震、津波等の災害がいつ起こるか分かりません。その際に備え避難所等に陰圧テント、すなわち空気式で簡単に建てられ、かつ室内のウイルス等が外に出ないようになったテント等を手配すべきと考えます。こうしたテント等は、コロナ禍において注目されて全国各地の病院等で導入されているところだけに…… ○議長(日下敏久議員) ちょっと待ってください。 暫時休憩します。                午前9時38分 休憩                午前9時38分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 ここで会議録署名議員の追加指名を申し上げます。 新たに4番日下俊子議員を追加指名いたしますので、ご承知おきください。 岡議員、よろしくお願いします。 再開します。 ◆1番(岡國太郎議員) メーカーに問合せしてみると、注文が殺到して納期は半年以上かかるようです。したがって、現段階からそれらの性能等について研究を重ね、備えあれば憂いなしの言葉どおり、早めの手配を講じるべきではないかと考えます。当局の見解をお聞かせください。 これで第1回目の質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、岡議員の質問にお答えいたします。 まず、質問事項1、質問の要旨①について答弁させていただきます。 去る10月26日、菅総理の所信表明演説の中で成長戦略の柱として経済と環境の好循環を掲げること、2050年までに温室効果ガス排出をゼロにすることなどの脱炭素化の実現を目指す意向が示されました。また、気候非常事態宣言は、地球温暖化が人間社会や自然界での脅威となっていることを認識し、気候変動に対する適用と緩和を進める政策を打ち出すとともに、市民や事業者へ緊急行動の必要性を普及啓発するものと捉えております。 現在瀬戸内市が参加している岡山市を中心とした県内13市町で構成する岡山連携中枢都市圏では、2050年における脱炭素化に向けて温室効果ガスの実質排出ゼロを宣言することが検討されています。瀬戸内市としては、この宣言の下、他の自治体と連携した脱炭素に向けた有効な取組を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項の要旨2について答弁させていただきます。 2050年までの脱炭素化の実現に向けまして国の方針を踏まえ、本市におきましても取組の充実が求められているところです。先ほど答弁させていただきましたように、岡山連携中枢都市圏でも今後脱炭素化に向けた取組を検討しているところであり、構成市町とも効果的な事業を連携して考えていきたいと思っております。 また、令和3年度は、第2次瀬戸内市環境基本計画の中間見直しを行う予定としております。見直しに当たっては、市民、事業者等に向けて環境意識のアンケート調査を行い、調査結果は精査し市民ニーズを見極めるとともに、意見集約した上で本計画に盛り込むこととしております。さらに、市民一人一人の行動変容につながるよう、様々な場面での地球温暖化防止についての周知や啓発を行ってまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。                〔総合政策部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総合政策部長(松尾秀明君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項の2、質問の要旨1についてご答弁させていただきます。 まず、①からでございます。 市では地域の発展に向けて協力連携するため、岡山商科大学、就実大学及び就実短期大学学校法人加計学園包括連携協定を締結し、文化、産業、学術等の分野において相互の人的、知的資源及び研究成果等の交流、活用を図っているところです。 取組状況についてでございますが、平成23年7月に協定を締結いたしました岡山商科大学とは、各種会議への教員の派遣、大学の施設内のデジタルサイネージにおける市のPR、瀬戸内市をフィールドとした地域研究を通じた地域課題の共同解決などに取り組んでおります。また、直近では、高齢期の暮らしと仕事に関する調査の結果を踏まえたゆめワークせとうちの設置につながっております。 また、本市からも市長が大学の教育研究協議会の委員に就任するなど、相互の人的、知的資源及び研究成果等の交流、活用を図っております。 次に、平成24年5月に協定を締結しました就実大学、就実短期大学からは、毎年経営学部の学生の長期インターンシップを受け入れるとともに、市の主催する各種協議会への専門家の派遣などに協力をしていただいております。 次に、平成25年3月に協定を締結いたしました学校法人加計学園とは、岡山理科大学に職員を講師として派遣したほか、第2期瀬戸内市太陽のまち創生総合戦略策定の際の市民ワークショップに瀬戸内市在住の学生に参加をしていただくなどしております。 引き続き人的、知的資源を生かし、地域の発展に向けて協力連携していきたいと考えております。 次に、質問の要旨(1)の②でございます。 加計学園前島研修所は、前島南側の海岸沿いにある研修施設で、加計学園グループ校の行事において教員や学生の皆さんが滞在し野外学習、合宿などに利用されている施設で、今年度中は改修のため閉館となっております。 今回のご質問を受け加計学園側に問い合わせたところ、包括連携協定に基づき瀬戸内市が取り組む行事などに利用、活用させていただくことは可能である旨の回答をいただいております。今後、前島をフィールドとした取組を実施することで瀬戸内市、特に前島のよさのPRにつながることや、フェリー利用客の増加などへの効果も見込めるものと考えられます。 具体的な取組の検討はこれからになりますが、加計学園、前島の市民の皆様とも相談させていただき、例えば市内の子どもたちが参加できる行事など、前島振興や市と加計学園相互の人材育成に資する事業が実施できればよいのではないかと考えております。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 小山病院事業部長。                〔病院事業部長 小山洋一君 登壇〕 ◎病院事業部長(小山洋一君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項3、質問の要旨1の①について、瀬戸内市民病院の状況をご答弁申し上げます。 サージカルマスク等の感染防護具につきましては、国、県、市からの配布や各方面からのご寄附により約2か月分の在庫を確保しております。また、業者からの供給につきましても、現在入荷制限が解除されており、納入に支障はない状況となっております。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 高原消防長。                〔消防長 高原正利君 登壇〕 ◎消防長(高原正利君) おはようございます。 それでは、私のほうからは質問事項3、要旨1の①についてお答えさせていただきます。 救急隊員用の感染防止資機材は、毎週在庫調査を実施して、在庫状況につきましては4か月から1年分を確保できております。今年当初に比べましたら、マスクやゴム手袋は若干早く納品されるようになりましたが、マスクにつきましては昨年よりは価格は上がっております。今後も新型コロナウイルスの発生状況や救急活動状況を鑑みて早めの購入を計画してまいります。 私からは以上です。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。                〔総務部長 岡田 誠君 登壇〕 ◎総務部長(岡田誠君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項3、質問の要旨1の②について答弁させていただきます。 新型コロナウイルス等の状況を踏まえ、地震、津波災害が発生し避難所を開設する場合には感染症対策に万全を期すことが重要となっております。市としましては、避難者で発熱等の症状がある場合は他の健康な避難者と密接しないよう避難スペースを分け、症状がない方への感染リスクを減らすこととしています。また、状況によっては簡易テントなどを使って専用のスペースを確保していきます。専用階段、専用トイレなども確保し動線を分けるなど、感染防止対策を行うこととしています。 議員ご提案の陰圧テントは、内部の圧力が外部より低い状態になることにより内部の空気が外部に漏れなくなり感染源の拡散を防ぐ役割を果たすことになります。しかし、陰圧テントの設置については、避難所のスペースや避難した人の状況を確認する職員等の配置などの問題もあることから、既に導入している他の自治体や専門家の意見を聞きながら検討していきたいと考えていますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 岡議員。                〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕
    ◆1番(岡國太郎議員) それでは、第2回目の質問に移ります。 まず、質問事項3の要旨1です。先ほど病院とか消防長のほうから答弁があったのをお聞きして、現段階では特に心配することなく良好な在庫状況が確保されてるということを聞いて安心しております。今後ともよろしくお願いします。 次に、要旨②です。先ほどの答弁にもあったように、陰圧テントというのは非常に外部へウイルス等が出ていかないようなものになっておって非常に機能性もあるということで、私が調べたところですが、あって、冬でも何かテントの層が二重になっててそこへ温風を入れるので暖房もちゃんと効くというようなもののようです。ですから、こういったことを市のあれとかを検討してということでしたが、今後ともそういう新しい機器類には特に注目されて対応をできるような体制をぜひ取っていただきたいと思います。 それと、テント等と書いているんですが、私最近情報で得たのは、ウイルス、アフターコロナにつながると思うんですけども、紫外線222とかというもんがあって、222ナノメーターという、どのくらい小さい波長か知りませんけども、そういう波長での紫外線、蛍光灯みたいなもんですけども、それを公共のスペース、例えば病院の受付窓口とかの玄関ロビーとか、そういうものへすると、通常の紫外線は、ご承知のとおり、目に非常に障害を与えるとか、皮膚の奥に染み込んで長く浴びると人体に影響を及ぼすということのようですが、最近222ナノメーターというんですね、非常に限られた波長の範囲のそういう光があるメーカーで世界的な特許が取られて販売が1月だったかな、から開始されるようなことになっております。ちょっと突然ですけども、病院事業管理者の先生にそういったことに対して今言った紫外線のそういうものでやると非常に、滅菌ということじゃなくてウイルスを不活性化するということの作用があるということを聞きましたんで、将来的にそういったものを導入してはどうかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 私も正直なところ、今議員さんおっしゃった以上のことに関してはあまり正確な正しい知識は持ち合わせていませんので、これ以上のことは申し上げられませんが、確かにおっしゃったような記事、私もマスコミ等の記事で以前目にしたような記憶があることはございますが、ちょっとそれ以上詳しく分かりませんので、ただ本当にすごくいいものであればその導入ということに関しては考えてもいいのではないかと思いますし、恐らく非常にいいものであればいろんな病院で広く導入されることになると思います。たしか病室にそういうなものを置いていいことがあったというような記事ではなかったかなあという気もしますが、ちょっと不確実なので、大変申し訳ございませんが、これ以上の答弁はご勘弁願いたい。 ○議長(日下敏久議員) 岡議員。                〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 非常に限られた情報で私も申し上げてるんですが、広大の大学病院でそういうことを試しにやって、それでデータ取って良好な結果を得たということを聞いておりますので、今後ともそういったもの、それを含むいろんなことに対して早めの情報を取得されて予算化とかされて、当然そういうものには恐らくですけども国のほうの補助対象にもなると思われるので、そういう情報も早めにつかんでいただいて、できるだけ早く予防的措置としてそういう、治療するよりか予防のほうが医学としては優先されるべきなので、その辺のことの見地からぜひ検討を前向きに進めていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 それでは、質問事項2のほうに移ります。 加計学園の前島研修所の活用の件ですが、先ほど来答弁があったように、加計学園当局のほうからもできることは前向きにというふうな反応のようで受け止めて、ぜひこれを前向きに進めていっていただきたいということです。それで、非常に見晴らしのいいところであるし、下は砂浜もあって、今現在その方がいらっしゃるかどうか、獣医学部ができたからどうなってるか僕もちょっと分かんないんですけども、理科大にはスナメリを専門にしてる先生もいらっしゃって、以前そのスナメリの学生もいて、その音響ソナーかな、なんかを海中に埋め込んでその生息調査を前島沖でやったということもあったりしますから、牛窓でスナメリの調査をしてる個人の方もいらっしゃってそういう方々とタイアップしてぜひ牛窓、前島沖のスナメリということを一つの環境指標というか、自然度の高い牛窓の海ということをする上からも、そういう共同研究というんじゃなくて、そういう研究の成果を市民の方に広めるためにもそこの施設へスナメリツアーとか、そういったものを含めて、そういった専門家の先生と合宿みたいな形でするようなことをしたら市民にも牛窓のスナメリとかということが広まるんじゃないかと思っております。そういったことについて、市長何か今後それを推進するようなことはできないものかと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 大学等の包括連携に基づいて様々な連携を行っていくということは本市にとっても大変有意義なことだというように思います。 ただ、研修所等につきましては、これはあくまでも私どもからいうと人のものでございまして、そうした財産をどのように活用させていただくかということはあくまでも所有者の方のご意向に沿ったものでなければいけないということは幾ら行政であってもそこは考えなければいけないというように思います。したがって、我々のほうから様々な情報交換の中で、先ほどおっしゃっていただいたスナメリの研究だったりとか、そうしたものを牛窓をフィールドにして行っていきたい、そのようなご意向であったりとか、あるいはそれに対して我々が何らかの財政的な負担も含めて協力させていただくという前提で話を進めていくものについては何か前に進んでいく可能性もあるんではないかなあというように思います。そうしたものなしにお願いするということであれば、あくまでも研究者の方の研究の一環ということでご協力をいただくというような流れになってこようかというように思います。 いずれにしましても、この議会でそのような話があったということを踏まえて大学側のほうへも打診をしてみたいと思っておりますので、その結果を踏まえて今後さらなる連携を行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 岡議員。                〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) ぜひ市のほうもそういったものの、いわゆる地域活性化前島フェリー利用人数増進に向けてそういったアカデミズムというか、そういうものに照らし合わせた活動に対する予算化をぜひ組んで、そして加計学園当局と有効な手だてができるように期待しております。 そこで、追加でお尋ねなんですけども、何をするにしてもそういう、この頃ちょっとネットを見るとかというようなことがワークショップとかそういうことで必要なんですけども、いかんせん前島はまだファイバー網が引かれてなくて、再来年の3月までにということは以前からお聞きしてるんですが、今の現段階での、再来年3月までの状況としか今は市当局ではつかめてないんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 誰答えるん。 暫時休憩します。                午前10時3分 休憩                午前10時3分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 財務部長がおりませんので、私知っている範囲でお答えいたしますと、再来年の3月ということはつまり来年度中ということでありまして、これは当初予定していたよりもかなり早い施工ということだと認識をしております。海底ケーブルを引っ張ったりとか、相当の手間がかかる工事になると思いますので、そうした意味でその期間内に何とか仕上げられるように我々も協力をしてまいりたいと思いますし、何といいましても漁協さんの協力がなければこれは前に行きませんので、そうしたところも関係の方にいろいろご相談しながら行ってまいりたいというように思います。 ○議長(日下敏久議員) 岡議員。                〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) できるだけ早く実現できるように、先ほど市長もおっしゃったように、前提となる海底ケーブルの敷設のための漁業界の理解というか、協力を得られるように早めに情報を提供して、そういう理解が一朝一夕に取れないかもしれないので、早めに手配をしていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 それでは、質問事項1についてです。 先ほど市長からお聞きいたしますと、私は気候非常事態宣言ということでお尋ねしたところ、広域連合ですかね、脱炭素化というふうなもっと高次元というか、それの方向を目指していきたいということで非常に私としてもそれは歓迎すべきだと思っております。これから多くの市町村と連携していくわけでしょうけども、まだ全体でやるということがあるんでしょうけども、市としてその連携の中へ取りあえずどういうふうな具体策、例えば私ちょっと質問でも入れてたと思うんですが、そういう脱炭素化につながる、私前から言ってます太陽熱温水器とかの設置とかの補助とか、そういったものとかのそういう施策とかの見通しというか、見解はいかがでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 見通しということでありますけども、2050年までに実質ゼロにするということは非常にハードルの高い取組になろうかと思います。ただ、本市について申し上げれば、以前の議会でも少し答弁をさせていただきましたが、私どもの所有する錦海塩田跡地のメガソーラーの発電所がございます。こちらは瀬戸内市で排出する二酸化炭素の約半分を削減することができる、そのような施設になっておりますが、ただ現在は固定価格の買取り制度を取っておりますから、その非化石化価値というのは瀬戸内市固有のものではなく全国民の価値という位置づけになっております。したがいまして、この買取り価格の固定価格の期間が終了する20年後についてはその段階でどのように瀬戸内市の非化石化価値にすることができるかどうかということが問われてくるかなあというように思います。ただ、今後の活用方法については決まっておりませんので、そういったところは不確定な部分があろうかと思います。 それから、今後議会でご議論いただく分収造林、あるいは瀬戸内市内の山林、こういったところがどのようにCO2の吸収効果として見込めるかということの枠組みというのはまだ全然固まっておりません。したがって、そうした大きな枠組みをつくりながら、その中でさらに市としてできる補助制度であったりとか、そういったものを効果的に使っていくということと併せて、それに伴う財源をどう確保するかということがあろうかと思います。財源の確保につきましては、連携中枢で行っていくことによって一定の交付税効果等も見込めるということが期待できますので、そうしたところを有効に活用しながら今後取組をさらに練っていくことになろうかと思います。 現在環境部長を中心として拡大環境会議といいまして、様々な部署にまたがるこの環境問題について歩調を合わせながら取り組んでいこうというようなことも検討しておりますので、そうした中でこの連携中枢で…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◎市長(武久顕也君) 行っていくゼロカーボンについての取組に、以前から申し上げているように、具体的にどのように取り組んでいくかということをまとめた上で、それをできれば中間見直しを予定してる環境基本計画の中に盛り込んでいけるような、そのような流れで考えてまいりたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 岡議員。                〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) これからその施策の上で環境というのは我が瀬戸内市のキャッチコピーでもある、自然豊かな云々というふうな意味からもぜひこの脱炭素化ということとタイアップしてやっていっていただきたいと。それで、それについては具体的に、いわゆる小さなとこから、地球規模のことなんですけども、やることは結局ローカルで、そして個人的なことから積み重ねていく、シンク・グローバリー、アクト・ローカリー、ビー・パーソナリーということがありますけども、そのためにも市としてもできるだけできる範囲のことから、小さなことでいいですからやっていく必要があって、歩みを一歩進めるという意味からぜひそういった電力の自然エネルギー使用とかに対する機器の導入についての補助制度というものを早急に検討すべきと考えるんですが、もう一度その辺についてだけお答えいただきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) そういったところを踏まえて今後の内部の会議の中でしっかりと議論をしながら取りまとめをしてまいりたいと思います。 財源につきましては、いろんなものを活用できるように、そのあたりも併せて模索をしながら行っていくというのが、これが公共政策だと思いますので、そうしたところをしっかりと手当てをできるように頑張ってまいりたいというように思います。 ○議長(日下敏久議員) 岡議員。                〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) ぜひとも広域連携の中で具体化して住みよいまち瀬戸内市へぜひ大きなかじを切っていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。 以上で質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 以上で岡國太郎議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。                午前10時12分 休憩                午前10時21分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 次に、発言順序8番、高間直美議員の一般質問を行います。 3番高間直美議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 皆様こんにちは。 今回もコロナ禍ということで10分延長しまして40分ということですので、3項目質問を上げさせていただいておりますので、議長の許可をいただきましたので質問をさせていただきます。 質問事項1、高齢難聴者支援について。 11月26日に瀬戸内市難聴の会の皆さんが市長へ1,570人の思いを込めた署名を届けました。その要望内容は、補聴器購入に際する助成、65歳以上の方に対する聴力検査定期検診、市民病院における補聴器外来の設置、聞こえにくいことに対する啓発、学習の実施などでした。医師会の先生も同席をされ、市内での高齢難聴者について専門的な立場からも助言をいただきました。それを受けて質問をいたします。 要旨1、補聴器購入に対する助成制度を創設してはどうか。 市長もセットトークで前向きなお話もされておりました。懇談会の席でも1台数万円から高いもので30万円、性能も幅があり、5年で買換えをしなければならない、年金生活者等にはとても厳しいし、またせっかく購入しても専門の補聴器相談員に受診していない場合フィッティングは合わず、使わないでたんすの中にしまっている方も多いと。自分に合った補聴器を見つけるには、相談員がいるところで正しい情報を得ることが大切とのお話もいただきました。また、本日の山陽新聞にも要望書を提出したときの内容が掲載されておりました。その記事にも、前向きに検討と書かれておりました。 また、昨日の6番議員の答弁では、対象者や助成金の要望案をつくり予算の査定をとの答弁でした。これを受けまして、予算の査定をするのだったら予算要求はしているということではないでしょうか。そうであるならば、その詳細をお教えください。 質問事項2、子宮頸がんワクチンの予防接種について。 HPVヒトパピローマウイルスワクチンは、2013年、小学6年生から高校1年生の女子を対象に定期接種を進めてきましたが、副反応をめぐって騒動となり積極的な接種の呼びかけが中止され、8割あった接種率は1%未満へとなりました。 大阪大学の研究グループは、子宮頸がんを予防するHPVワクチンの接種率が減少したことにより2000年度以降生まれの日本女性、小学校6年生からですから、無料接種の期間に生まれた対象者の日本女性、将来の子宮頸がんの患者死亡数が増加する可能性を具体的な数値を示しております。その数は、接種中止で死者が約4,000人増加と予測しました。また、避けられたはずの患者さんは約1万7,000人となるということです。 そこで、要旨1、対象者へ個別通知をして接種を促してはどうか。 岡山市では、高校1年生のみではありましたが、3,000人の個別送付通知をしたそうです。そのところ、昨年1年間の数に迫る勢いで接種される方があったそうです。個別通知はとても効果があります。本市でも検討してみてはどうでしょうか。 質問事項3、e街ギフト及びふるさと納税について。 要旨1、プレミアムe街ギフトの利用期間を延長し家計の負担緩和等を促しては。 このプレミアムe街ギフトは、市内での消費喚起にもなりますし、瀬戸内市は電子化を進めるということですのでとてもよいと思っております。このプレミアムe街ギフト、QRコードが以前のe街ギフトとは違ったことももちろんですけれど、周知がいまいちだったのかなあと思っております。Go To キャンペーン関連の予算ということでもあると思いますけれど、それを受けるならば市外から来た人も本市の、この瀬戸内市のファンになるチャンスにもなりますし、この周知がいまいちだったとするならば今少しずつ市民が使い出したばかりです。使い出して使ってる方はとても好評で、皆さんで教え合ってる状況の中です。あそこでも使えるよ、ここでこういうふうにスマホでするんよというのを皆さん教え合ってる状態ですので、ここで打ち切るのはもう大変もったいないなあと思っております。延長するお考えはありますか、お答えください。 要旨2、地元商店などがお礼の品取扱事業者に応募しやすくなるサポートを含めた仕組みをつくってはどうか。 ふるさと納税の返礼品、1位は2本組みのオリーブオイルということです。二つ目は何かお米、3番目は、私が聞いたとこは桃だった、果物とかそういうものに、これからはカキとかになるのかなと思っておりますけれど、しかしながらこれちょっと見させてもらってましたが、うちはふるさと納税かなり皆さん全国から参加してくださってる割には中身をもう少し返礼品充実したほうがいいのかなあと思っております。目新しいものがあっていろんな層の人たちがリピーターになってくださる、そういうのが要るのかなと思いました。市内には2代目、3代目の社長さんたちも大変頑張っておられます。こういうチームワークのいい方々と一緒によりよい返礼品をつくるため取り組む仕組みをつくってはどうでしょうか。 以上で1回目の質問を終わります。明快な答弁とはっきりした言葉でお答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。                〔福祉部長 青山祐志君 登壇〕 ◎福祉部長(青山祐志君) おはようございます。 それでは、私からは質問事項1、質問の要旨1について答弁させていただきます。 昨日の6番議員さんの質問の答弁と重複いたしますが、高齢者の加齢による聴力の低下対策として補聴器の活用は有効と考えております。また、昨日の市長答弁でもありましたが、また議員さんのほうからもありましたが、当事者団体から多くの署名を添えて要望書を受けており、この中でも補聴器は調整がとても重要で、調整できていない補聴器は利用されなくなり、補聴器のイメージによくないといった意見もいただいております。市ではこのような点も踏まえ、制度づくりの中で引き続き当事者の代表の方と意見交換を行いながら継続して利用していただけるための制度を検討しております。 私からは以上です。 ○議長(日下敏久議員) 難波こども・健康部長。                〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕 ◎こども・健康部長(難波彰生君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項2、質問の要旨1について答弁させていただきます。 子宮頸がんワクチンにつきましては、議員おっしゃられましたとおり、2013年4月に小学6年生から高校1年生の女子を対象とした予防接種法に基づく定期予防接種になりましたが、その後副反応とされる症状が報告されるなどしたことから接種を積極的には勧奨しないことになり、ワクチンの接種対象者が効果とリスクを比べて接種するかしないか、それぞれ個別に判断することになっています。 本市におきましては、接種対象者への接種案内はこれまで対象となった初年度に個別の通知を送っております。今年度は小学6年生の女児の保護者122名にチラシを送付して情報提供をしております。 本年10月にこの取扱いが改正されまして、対象者がワクチンの有効性や安全性等必要な情報を得て接種をするかどうかの検討を判断をして円滑な接種ができるよう、対象者等が漏れなく情報に接するための情報提供としてリーフレット等を個別に送付することとされたところでございます。 こうしたことから、本市におきましても来年度から接種対象となる該当者個人ごとにチラシ等の送付をしまして、ワクチンの有効性、安全性についての情報提供を実施するための準備を現在進めているところであります。引き続き個別通知等を通じまして子宮頸がんワクチンの予防接種の啓発に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。                〔文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕 ◎文化観光部長(頓宮忍君) おはようございます。 私からは、質問事項3、質問の要旨1についてご答弁申し上げます。 プレミアムe街ギフトは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い大きな影響を受けた観光関連事業者の支援を主な目的として本年10月1日に販売を開始いたしました、購入金額の25%のプレミアム付電子旅行商品券でございます。現時点では、一人当たり6万円を上限に購入可能で、市内の宿泊施設や飲食店など約100店舗にて利用でき、利用期間は本年2月末までということになっております。 ご提案いただきました利用期間の延長についてでございますが、本事業は観光庁が進めるGo To トラベルキャンペーンと同様に観光関連事業者の支援を主な目的としていることから、国のGo To トラベルの延長に向けた検討の動向を注視しつつ、本年1月末で終了することとしている同キャンペーン、Go To トラベルキャンペーンの延長が決定した場合には、本事業についても速やかに延長に向けた調整等が必要であるというふうに考えております。 仮に本事業を延長した場合でございますが、新たな利用期間、それから購入上限金額などの設定、それからシステムの変更が必要であることに加え、利用期間の延長に伴うシステムの利用料や加盟店へのお支払い等に係る追加の費用が発生することから、それらに当たる財源の確保についても検討しておく必要があるため、国の3次補正予算に向けた情報なども注視しつつ準備を進めていきたいというふうに考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。                〔総合政策部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総合政策部長(松尾秀明君) 私からは、質問事項3、質問の要旨2につきまして答弁させていただきます。 瀬戸内市のふるさと納税の返礼品取扱事業者数につきまして、現在61事業者で約350品の返礼品を提供しております。ふるさと納税の返礼品は、寄附をしていただいた寄附者に対しお礼の意味を込めて商品やサービスを提供するもので、返礼品取扱事業者は地場産品基準など総務省告示の基準に適合するものを提供できる事業者で、商品の概要や写真の提供、品質や数量の安定供給、梱包、発送、クレームに対する再送、個人情報や在庫の管理などきめ細やかな対応をお願いしております。 新規事業者を拡充するための今後の取組としまして、ホームページなどによる募集、新規事業者向けの説明会の開催や返礼品事業者への研修会の開催、サポートを行い、ふるさと納税返礼品取扱事業者として参加しやすい体制づくりに努めてまいります。 また、返礼品として魅力ある返礼品の組合せの開発や新規開拓などにより、より魅力ある返礼品を提供し、より一層瀬戸内市を応援していただけるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、質問事項2の子宮頸がんワクチンです。 これは、小学校、小学6年生にチラシを配布したということですが、今後はじゃあ対象者に個別にそういったリーフレット等を配布するということでいいんでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 今年度は、小学6年生の最初の対象者にお送りをさせていただきました。来年度の予定ですけれども、対象を全年齢の700人に対してリーフレットをお送りさせていただきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 個別にリーフレットを送るときに、そこには安全性に関してもありますと思いますけれど、何かあったら気軽にご相談というのも入れていただきたいなあと思いますが、そういうのはどうでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 当然積極的な勧奨はちょっと難しい部分もございますが、情報提供ということで気軽にご質問、お問合せいただけるようなことを考えたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 国も本腰を上げておりますし、岡山県としても推奨しております。また、私の知り合いでも、自分が婦人科にかかったときにお子さんは何歳ですかということで、実はと言うと、ぎりぎり無料の定期接種引っかかってたので、知らなかったら大変なことになったということでお電話いただきました。周知ってすごい難しいと思っておりますので、そのところ本当に若い命を守るために有効なワクチンです。もう歴史はとてもとても海外では長いワクチンですので、ここは来年度だけではなく引き続き前向きにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 質問事項3のe街ギフトのほうにさせていただきます。 Go Toの予算ということですので、何か延長の雰囲気は漂って全国的にあると思っております。それに向けての準備が必要だと思います。その上限についてもと先ほど言われました。私も上限額を購入させていただいて今半分ぐらい使えたかなあという、とても使いやすくて利用しやすいんですけど、こういう上限、今上限まで買った人にさらなるどういうふうなプランを、やっぱりリピートしていくと思うんです、そういうよかった人というのは。また人にも伝えていきますし、その場合の今第3次補正に向けて準備もされていくとは思いますけど、どういうふうな方向で考えておられるのか、詳細を教えてください。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) プレミアムe街ギフトの積極的なご利用をどうもありがとうございます。今ご質問いただきました上限額の追加については、現在約5か月程度で上限額6万円というところで運用させていただいてます。今回もしe街ギフトが延長された場合に、現在上限額まで買っていただいた方に対して上限額の変更がなければそのままご利用いただけないということになりますので、幾らか上限額を追加をさせていただいて、その上で期間の延長をさせていただきたいというふうに考えております。 期間の延長に関しましては、現在国のGo To トラベルキャンペーンがゴールデンウイークを含んだ延長というふうな検討を行っているというふうにお伺いしておりますので、期間的にはGo To キャンペーンと併せた期間は当然含ませていただくと、できれば5月末ぐらいまでで調整を進めていきたいなというふうには今のところ考えてございます。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) とてもコロナが落ち着いてワクチンも接種できるような雰囲気になってきて、瀬戸内市に来られる方も安心して来られるような雰囲気づくりにはなっていく、そこでまた延長があるととても喜んでいただけるんじゃないかなと思っております。 私は、常々地域電子通貨といいますか、ボランティアポイントを含めながらの提案をしてきました。e街ギフト、このシステムを使って市内のお金を回す仕組みにとてもなるんじゃないんかなあと思ってます。市民もこれに慣れていくと何か市内の中での見過ごされていたものを見つけるチャンスというか、また購入をされているお店の方も活気が出る、そういうふうに市内循環型というか、なっていくチャンスになるとてもいい機会だと思ってます。それに当たっての、今まさにその地元の商店さん、このプレミアムe街ギフト、Go Toの関係もありますが、いろいろ枠がありますけれど、例えば美容院なんかへ行きます、もちろんそれ使えませんよね、使えませんけれど、そこのお店が結構こだわってるシャンプーとかトリートメントなど小売で売られてたりするんですよ。美容院では使えないかもしれないけど、そういうシャンプーやトリートメントの購入には使えるとか、何か少しずつ枠を広げていただくというのがあれば今後の瀬戸内市に対して循環型と、あと市外から来ていただく人に喜んでいただくという、うまくいくのかなあ、その準備としてじゃないけれど、今プレミアムe街ギフトの延長を考えるならばもう少し枠を広げることってできるんでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) 今回のプレミアムe街ギフトは、その目的といたしまして観光関連業者に関する支援というのが主な目的でございます。ただ、おっしゃっていただきましたように、市内通貨としての側面も持ち合わせている事業でございますから、今後今回のこのe街ギフトを足がかりにどういった発展形が望めるかというのも含めて今後の検討材料にさせていただきたいというふうに考えております。 また、今回お店の中でお売りする商品、これは該当です、あるいはこれは該当でありませんというさび分けが少し難しい制度になっておりますので、たちまちその対応については今のところできかねる状態かなあというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) このたびの予算では厳しい方向ではあると思いますけれど、今後頭に入れていただきたいなあと思っております。よろしくお願いいたします。 要旨2のほうです。 地元商店さん、これ見させてもらったら、梱包して出すに当たっての手間が要るというのもありますでしょうが、あまり何か業者さん的にはあれだなあという、あれが言いにくい、と思います。地元の本当に地から出た店をずっとされている方とか、事業者、小、中、起業をされてる人たち、そういう人たちってたくさん知恵を持っていると思います。そういう私が仕組みづくりって言ったのも、こちらからアイデアを聞く場、アイデアを出してもらう場というのが必要だと思います。先ほど部長そういうふうなことも考えていくような感じがありましたけれど、こっちがちゃんとそういう場をつくってあげない限りなかなか難しい、皆さんお仕事されてますし、難しいと思いますので、どういった形で今後そういう場を設けようと思われてますか。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。 ◎総合政策部長(松尾秀明君) 返礼品につきまして先ほども申し上げましたが、地場産品を使っているとかという取扱いの条件が総務省のほうで条件ありますので、そういったところで連携をしていく必要があるかと思っております。そういった返礼品の基準を守れるところで、産業振興とも商業者の方であったりそこらあたりとも、産業振興のほうとも連携しながらそういった場面をできるだけつくっていきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) しっかり魅力ある返礼品をつくるためにいろんな人の意見を聞いていただきたいなあと思います。 私もこれを見させてもらって、主婦の目から見たんですけれど、何かギフトセットのようなものがあればしてみようかなあと思うんですけど、結構何か個人のとこでこれだけを30個、40個といただいてもちょっと違うのかなあと。もうその季節のものと瀬戸内市しかないような加工品とか、そういうそれこそ中光さんのそこに入ったら、かまぼこなんかが入ってギフトセットみたいなものだと何か毎回楽しみでわくわくしながら定期的に頼もうかなあと思ったりするんですけれど、そういうものがないなあと思うんです。そういうのって難しいんですかね。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。 ◎総合政策部長(松尾秀明君) 今取り扱っていただいているのは単品といいますか、そのときそのときで提供できるものになっておりますので、その取扱いの事業者同士の連携的なものは若干できてないかなあと思っております。例えばこの間も話の中出てきたのが、お米とカキのつくだ煮とレモンのセットにして出してみるとかというような案もいただいたところもあります。そうなると、事業者の連携というものが必要になってきます。その発送をするのはどこがしていただくとかというあたりを今度調整をしていく必要もあるのかなと思いますので、そういった魅力あるものに今後検討していきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 瀬戸内市には商店が何軒かありますので、そういう手を挙げてくださるとこってあると思うんです。それ瀬戸内市のもので、季節のもので日頃からお店に出しているものとか、そういうものを梱包するとこでできるとこってやっぱりあると思うんです、市内の中で。それは営業力だと思いますので、リピーターをつくるって本当に私は今はいい、山鳥毛で目を向けていただいてるので、コロナ禍で何か瀬戸内市検索してくださった人も多いのかなと思いますけれど、今後ずうっとファンになっていただくという仕組みというのはすごい必要だなあと思ってまして、その入り口になるのが返礼品でもあるのかなと思いますので、その事業者の連携とか、あとアイデア出してもらったり、魅力あるためのギフトセットのようなもの、手を挙げてくださるようなとこ、そういうのをしっかり考えて、今ふるさと納税してくださってる人が多いときに新たなものに挑戦するというのは私大事だと思いますので、そこはよろしくお願いします。よかったら私も応援しますので、よろしくお願いいたします。 それでは、難聴者支援についてです。 私も難聴者の会の皆さんの会に何度もお邪魔させて、あと聞こえの会、聞こえにくい方が寄って、聞こえにくいからというて大きな声で大きな声で、それが一番嫌なんじゃって言われて、そうだったんだとか、口の動きもマスク、コロナ禍ですけれど、口の動きを見て分かるんだとか、知らなかったことっていっぱいあるなと思いました。この補聴器に関してもそうです。もう本当に聞こえなかったらいいわってもうやめてしまう、男性に多いんでしょうけども、そういう方もいらっしゃいます。でも、聞こえないことによって認知になる率というのは多いですし、また一緒に住まれてる家族の方、とても実は大変な思いをされていますし、また聞こえないことによって疎外感、もうこれが本当につらい、本当に人のとこに行けないというつらさというのはお聞きいたしました。SDGsも誰一人置き去りにしないという観点からこの難聴者、この要望に来てくださった人は今回のこの助成の制度については中軽度になると対象ではない方が多かったですけれど、それでも初期の段階から必要なんだということで署名活動をしていただきました。 市長、今日山陽新聞に載っておられましたし、前向きに言ってあったし、昨日も予算査定という話をされました。そういうことであったらどういう詳細なんだろうと、査定するんだったら要求してるわけですから、市長の中でどういう内容を要求されてるのか、お教えください。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 要求は私はやっておりませんで、担当課からという話になります。私が聞いておりますのは、新年度に向けて予算要求は担当課からしているようでありますけれども、ただ昨日も申し上げたように、まだ予算査定の途中でございまして、昨日も厚東議員さんのほうから磁気ループについての提案もあったりとかということで、それからまた当該団体の方々からのいろいろな要望とか、そういったものもいただいておりますので、そうした状況を踏まえて最終的にどのような制度になるかということがまだ確定しておりませんので、そうした意味で詳細については答弁を控えさせていただきたいということを申し上げました。いろいろな方に喜んでいただけるように我々も努力はしてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。 ◎福祉部長(青山祐志君) いろいろなかなか申し上げにくいところも多いんですけれども、今現在は昨日も答弁も申しましたが、大体市長が今言っていただきましたけれども、全体的に検討中という形で進んでおりますが、早期に実施できるように制度づくりを進めているという部分でございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) なかなか奥歯に物が挟まって聞こえにくかったんですけれど、要望の中でもありましたし、やっぱり高額であるのが一つです。岡山県ではまだ助成出してないですけど、よそのところでは年金生活者で少し大変な方には助成したりということでもありますので、そういうのは考えてくださってるんでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。 ◎福祉部長(青山祐志君) 制度自体まだ全国的にもあまり普及してないという部分もございます。ただ、昨日も申しましたとおり、一番大事なのはその方にちゃんと合ったものがいかないといけないというとこが重要だと思いますので、そのあたりとどの程度の内容で支給するかというとこが大事だと思いますので、そのあたりも検討して制度設計したいなというふうに思っております。 予算的には、今のところはちょっと申し上げられないというところでご承知願いたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 市内で行っている特定健診には聴覚検査がないんですよ、ねえ市長。 ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆3番(高間直美議員) 65歳以上の三人に一人が難聴って言われておりますので、そういう方々が定期特定健診に検査できるような、そういうことは考えられませんかね、65歳以上の、市民課はいないけど。 ○議長(日下敏久議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 特定健診の内容につきましては決まったメニューがございますが、どういったことが今後できるかということを研究をしていきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 65歳以上の人対象でそういう特定健診の人が検診を受けると自分が聞こえにくくなってるなというのが数字で分かると思います。そういうのも受けてあげるというのは大事なことだと思ってますので、ぜひ研究じゃなしに検討段階に入っていると思います、要求の中で、してないんかな、要求の中に入れてあげてください。査定中ということですので、一番大事なことじゃないかなと思う、65歳以上にこういう特定健診を入れてあげることがまず大事、あと聴覚診断、専門医がいるところでフィッティングする、そういうことは市長どうですか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 専門の医師の方にしっかりとその方に合った、当事者に合った補聴器を選んでいただくという、そこをしっかりやっていくのは非常に大事だと思います。自分で勝手に行かれて、それでこんなもん使えんという話になるのが一番残念な話で…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) 補助制度を使う以上は、設けていくことになるのであればなおさらそうした効果的な着用といいましょうか、それが進んでいくように我々も努力する必要があると思いますので、そうしたとこも十分に考慮しながら制度設計に盛り込んでまいりたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) しっかりその制度づくりが一番大事だと思っておりますので、市長がセットトークですごい前向きな何かもう力いっぱいみんな署名活動したわけだし、本当にその思いというのはとても大事なことだと思っております。この思いをしっかり受けていただいて、みんながよかったって言っていただけるようなそういう制度づくりにしていただきたい、そう思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 以上で高間直美議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。                午前11時2分 休憩                午前11時12分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 次に、発言順序9番、布野浩子議員の一般質問を行います。 5番布野浩子議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 議長の許可をいただきましたので質問をさせていただきます。 質問事項1、高齢者の外出支援についてです。 要旨1、瀬戸内市公共交通会議に介護タクシー事業者も入れる必要があるのではないかです。 公共交通不便地域のタクシー券についての相談がありました。バス停まで1キロ以上あるけど申請をしていない、90歳になって骨折してから手すりを持たないと歩けなくなり病院や買物、銀行には介護タクシーを使っている、でも介護タクシーがタクシー券を使えないなら申請する意味がないと言われました。そこで、介護タクシー事業者に現状を尋ねてみると、公共交通の利用できる会社の中に介護タクシーが入っていないからタクシー券は使えない、でもお客様からはいろんな声をいただいているということでした。タクシー券は使えないから結局自己負担で介護タクシーを利用するか家族に頼まないといけない、何で使えないんだろうとか、マタニティータクシーの登録をしたけどタクシー券が使えないのはおかしいとか、問合せが二十数件あったそうです。 私も認識不足で勉強してみると、国土交通省自動車旅客課では、福祉タクシーや介護タクシーは公共事業者に該当するという回答でした。しかし、瀬戸内市地域公共交通には介護タクシーは入っていません。介護タクシーは誰でも乗れるタクシーではないから外している、自立して移動が可能な人が対象だからという話ですが、自力での歩行が困難な人やちょっと歩くのに不安を感じている人にはどのような支援があるのでしょうか。歩くのに不安で介護タクシーのほうが安心するという高齢者に対してもっと柔軟に考えてもらえないでしょうか。誰でも乗れる公共交通というのは、利用者から見て誰でも乗れる公共交通になるべきだと考えますが、いかがでしょうか。 また、前回コロナ対策として公共交通事業者緊急支援がありましたが、介護タクシーは当市の公共交通事業者の中に入っていないので支援金がもらえなかったということを初めて知りました。タクシー免許としては同じ運輸局の免許です。同じタクシー事業者なのにとびっくりしました。当市には、中小企業小規模事業者振興条例があります。福祉限定となるため観光客などは乗せれませんが、障害者や高齢者の方たちの多様なニーズに応えている地域に密着している応援すべき事業者と認識しています。公共交通事業者の中に入っていないがための問題です。今からでもほかのタクシーと同じように支援をすべきだと思います。定義の見直しが今年度行われます。見直しをお願いします。 要旨2、高齢者が外出する手助けにもなるようなタクシーチケットを考えてはどうかです。 当市では、福祉タクシー助成がありますが、範囲は狭く、高齢者に対してではありません。赤磐市では、福祉タクシーの範囲は当市よりも幅があり、75歳以上の人という条件が入っています。タクシー券が使われ出したおかげでいろんなひずみが見えてきました。高齢者社会に入っています。高齢者の方が閉じ籠もらないよう、元気に外出して気持ちのリフレッシュができるよう支援する仕組みが必要ではないでしょうか。 質問事項2、ふるさと納税についてです。 要旨1、今年度に入りふるさと納税額が堅調に推移しているということだが、現状はです。 コロナ禍で落ち込んでいるのかと思っていましたが、そうでもないと伺いました。現状を教えてください。 要旨2、野良猫による被害の相談が多数寄せられている。野良猫の不妊去勢手術費に特化したふるさと納税サイトを作成しもっと財源確保を促してはです。 この間、牛窓のかもめで野良猫の不妊去勢手術を安価でしてくださるNPO法人の方が来られました。地域で十数匹捕まえて来られた方、2匹、また5匹と捕まえられて来られた方、近所でも困っていて今回様子を見学に来られた方、NPOのお手伝いをボランティアでされている方たちといろんな人が関わって野良猫の対応をしているのがよく分かりました。ふるさと納税に地域の野良猫のために使ってほしいと寄附があったことがこの不妊去勢手術事業に結びつきました。今回は45匹ぐらい一度に手術してもらいましたが、この話をすると、自分の地域でも問題になっているという話を多く聞きました。また、この事業のことを知らなかったと残念がられた人もおられました。 この野良猫の問題は、近所問題にも発展しているところもあり、悩まれてる人たちがおられます。きちんと財源確保をしてこの事業を計画的に継続していかなければならないと思います。特化したふるさと納税サイトをつくるべきだと考えます。いかがでしょうか。 要旨3、体験型観光につながるようなメニューを考えたらどうかです。 ヨット、カヤック、サップなどマリンスポーツを中心に、島に渡ったり、歴史をたどったり、農業者とつないだり、瀬戸内市らしい特色を持った体験と観光をつなげようとされているグループが増えています。ふるさと納税の返礼品のメニューにこのような体験を入れたらどうでしょうか。 コロナ禍で自然の中で遊ぶことのニーズが増えています。実際問合せも多いですし、東京や大阪、神戸からワーケーション、リモートワーク、会社の研修にと視察にも来られています。全国のふるさと納税のサイトを見たら、ホテル1泊という返礼品もありますが、空で遊ぶパラグライダー体験とか、水上散歩のサップなど体験ができる返礼品もだんだんと増えています。瀬戸内市の観光につなげ交流人口が増える魅力あるメニューを観光に従事している事業者や民間の力を借りて連携を取りながらつくったらどうでしょうか。今このタイミングですべきものだと思います。 これで1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。                〔総合政策部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総合政策部長(松尾秀明君) 私からは、質問事項の1の質問の要旨1及び質問事項の2の質問の要旨2について答弁させていただきます。 まず、質問事項の1、質問の要旨1について答弁させていただきます。 地域公共交通会議は、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の規定により地域公共交通網形成計画を作成するために設置すべき協議会でございます。現在の瀬戸内市地域公共交通網形成計画では、基本方針としまして、自力で移動できる人が公共交通を使って外出できる環境をつくり、自動車、自家用車を運転しない高齢者が外出することやバス停まで歩くことによる健康増進、地域経済の循環などの効果による持続可能で活気あるまちづくりを目指すこととしております。 地域公共交通会議の構成員は、関係する公共交通事業者や道路管理者、その他地域公共交通網形成計画に定めようとする事業を実施すると見込まれる方を委員とするよう規定されており、本市では市内のバス、タクシー事業者や高齢者団体、市民団体の代表の方にご参加をいただいております。介護タクシーによるサービスは、身体に障害があるなどの理由で自ら公共交通機関を利用できない方を輸送する手段と位置づけられていることから、現在の計画では介護保険制度に基づく輸送を含め福祉部門による福祉施策の一部との認識から関係する取組を計画していないため、介護タクシー事業者を地域公共交通会議の構成員としておりません。様々な市民の移動を公共交通で全て賄うことは困難な部分もあるため、市の関係各部署と連携を取りながら市民それぞれの生活環境に応じた施策に取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、質問事項の2、質問の要旨1について答弁させていただきます。 本年令和2年4月から9月までの応援寄附金の実績でございますが、件数が9,528件、金額が1億9,503万3,500円で、1か月平均で約2,650万円の寄附をいただいております。前年同期の昨年度の4月、9月でございますが、件数で4,867件、金額で1億744万4,254円と比べ48%の増と約1.5倍で推移をしております。 また、未確定の数値でございますが、速報値となりますが、11月の寄附金額は1か月で約5,500万円を超える見込みとなっており、11月末までの累計で約2億4,000万円のご寄附をいただいております。 今年度増加傾向であることの原因につきましては明らかではございませんが、新型コロナウイルスの影響による巣籠もり需要と、総務省の制度改正が影響したものと考えられます。そのほかに県内共通地場産品として桃、ブドウ、梨、それから岡山県産米、お米が認定され、ふるさと納税返礼品の数が増えたことや果物の早期受付を開始したことなども増加傾向の要因と考えられます。 これまで地域情報紙などにふるさと納税の広告を掲載してまいりましたが、今後年末にかけましてシティプロモーション事業により昨年度にご寄附をいただいた方に対して情報紙を送付するなど、さらなる寄附の促進を図りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。                〔福祉部長 青山祐志君 登壇〕 ◎福祉部長(青山祐志君) それでは、私からは質問事項1、質問の要旨2について答弁させていただきます。 公共交通網の整備により免許を所持していない方の外出機会については一定の確保が図れていると考えています。一方で、交通不便地域でのタクシーチケットの配付では、申請者の約4割の方が介護保険の要支援、要介護認定を受けておられる方でした。交通不便地域での利用状況も踏まえ、まずは介護認定の方に対し外出機会の確保のためタクシーチケットの導入を検討しています。これにより、社会とのつながりを維持することや、併せて認知能力の低下を防ぐなど介護予防にもつながると考えています。市としましては、公共交通など既に実施している同様のサービスとの調整をしながら検討を行っております。 私からは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 奥田環境部長。                〔環境部長 奥田幸一君 登壇〕 ◎環境部長(奥田幸一君) 失礼いたします。 私のほうからは、質問事項2、質問の要旨2について答弁させていただきます。 近年飼い主のいない猫のふん尿や繁殖などの苦情が市に数多く寄せられております。飼い主のいない猫に関する地域課題の解決には様々な手法がありますが、中でも不妊去勢手術は効果が見込めることから、市では令和元年度から飼い主のいない猫不妊去勢手術に対し補助金を交付しています。本補助制度への市民の関心は高く要望も多く寄せられていることから、市では財源確保に特化したクラウドファンディングによる寄附の受付に向け準備をしておりましたが、本年12月2日、本日でございますが、ふるさと納税ができるサイト、ふるさとチョイスで予定目標金額100万円として始めさせていただいております。今後も、地域住民、各種団体等とも協力し、瀬戸内市に飼い主のいない猫を増やさないために努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。                〔文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕 ◎文化観光部長(頓宮忍君) それでは、私からは質問事項2、質問の要旨3についてご答弁申し上げます。 ふるさと納税の返礼品として体験型観光につながるようなメニューを充実させることは、寄附者の方々が本市を訪問されるきっかけづくりになるとともに、本市の魅力に直接触れていただくことで本市のファンとして引き続き応援していただけることにもつながるものと考えています。現時点において体験型観光につながる返礼品といたしましては、寒風陶芸会館における陶芸体験やゴルフ練習場のチケット、地引き網体験などを取り扱っているところではございますが、実績といたしましてはこれまでに27件にとどまっていることから、市観光協会などとも連携をいたしましてさらなるラインナップの充実に向けて検討を進めていきたいというふうに考えております。 なお、昨年11月からふるさと納税の返礼品としての取扱いを開始し、本年10月よりプレミアム付旅行商品券としての機能を追加させていただきました電子地域商品券e街ギフトにおきましても、加盟店で取り扱う様々な商品やサービスと交換ができることから、体験商品として取り扱っていただける事業者様にも加盟店への参加について働きかけるなど、利便性の向上にも併せて努めていきたいというふうに考えております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) では、再質をさせていただきます。 まずは、公共交通の今の部長の答弁では考えてませんという答弁ですよね。もう一つ質問をしていました。つまりは支援金も出さないということですか、副市長。出せれないということですか。飛びました、話が。分かります。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) コロナに関係した支援金の話ですかね。 そのときは公共交通機関に対して支援するということでしたので、これまた遡ってということは考えられないんですけれど、また今後につきましては検討もさせていただけたらと思います。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) これとそれと一緒、今回この公共交通網の会議に入れるということだったらいろんな問題が解決するかなあという淡い期待があったもので、今の部長の答弁では何かもうすぱっと入らないというような感じだったので、一つ、もう一番気になったというか、気になっている一つとしてはその支援金がもらえてなかったという、同じタクシー事業者でありながらというのはとても気になったので、じゃあもうこれとそれとはちょっと別として考えていただけるという返答をもらったということでよろしいですか、副市長。
    ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 今後また同様に国から交付金とか来たときにどういう方にどういう形で配分していくのがいいのかということを検討しなきゃいけませんけれど、その中で検討させていただくということでお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 同じタクシー事業者として介護保険を使ってというような区切りがどうしても引っかかるというか、あるみたいなんですけど、介護保険を使える介護タクシーさんばっかりではないですよね。介護事業者の中にいて計画をちゃんと立ててる中では介護保険が使えても、ここに出ている普通の個人の介護タクシー事業者の方はそういう介護保険を使ってというのはもうきちんと予定に入らない、ただ買物に行くとかというのには多分そういうのには入らないんで、もう普通のタクシー事業者と同じような感覚で私なんかは思っています。国土交通省も公共事業者に該当しますよという返答でした。そこら辺でこの公共交通の会議に入れるんじゃないかと思ったんですが、今さっきも言われたように、自力で歩ける人でそういう人たちのためのというふうにくくりがあって、いろいろ今までも話をさせてもらいましたが、なかなかここのくくりからは外れられないんだなあと思っているんですが、ただ今回は定義の見直しの時期です。この定義の見直しを考える余地はあるんでしょうか、部長。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 公共交通の定義と、それからタクシー券との関係について今回ご質問をいただいておりますけれども、議員ご存じのように、健常者の方がもらわれるタクシー券を使っては介護タクシーに乗ることはできません。そうした意味で、タクシー券を交通困難地域の方々にお配りをして、それを使って介護タクシーを呼んでそのタクシー券で払うことはできないというのはご承知だと思います。そうした意味から、今回公共交通の枠組みの中には介護タクシーとかそうしたものを入れるということから入るのではなくて、先ほど担当部長申し上げたように、タクシー券というのは障害者の方にお配りしてるタクシー券もございます。そうしたものとどのように連動させていくのか、連携させていくのかということを現在検討してる段階であります。 介護タクシーを介護保険を使って利用できる方々でない、そんな方もたくさんおられると思います。ただ、そうした方々は例え要支援だったりとか要介護の認定を受けられてる方々が利用される場合に福祉有償運送であったりとか、そうしたサービスがあるということ、したがって介護保険を使わずにそうした認識を受けられてる方々が利用できるような、そのようなサービスの在り方を検討していく余地はあるのかなあというように思っているところです。 したがって、公共交通の枠組みはそれはそれでしっかりと充実させていく必要がありますけれども、それに加える形で障害を持たれている方々の移動の手段の確保、そして高齢の方々で要支援であったりとか要介護であったりとか、そうした認定を受けられてる方々に対してどのように対応していくのかということを現在検討してるという状況でございまして、まだ最終的にどのようになるかというのはここでは申し上げられませんけれども、公共交通が一つできて、そしてタクシー券が配られるようになったということ、これに併せていろんな制度のひずみというか、が見えてきてるのも事実でありますので、そうしたところの調整を今後やってまいりたいと思っております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) そうなんです、そう、もう本当にそのタクシー券が使われ出して、使える人、使えない人、欲しいし、その本当にひずみですよね、別に介護が、要支援があるわけではないけどただ不安に思っている人、そういう人たちのそういう不安をどうやって解消していけるかという話だと思います。本当は一番簡単なのは、公共交通網の中に介護タクシー事業者の人も入ってもらってみんなが使える、どっちを選択してもいいような制度になればいいなあというのが、こっちはもう利用者側の立場からいうと、いろんな国の縛りがあるかもしれませんが、ありがたいなあというふうには思っています。こっちはこっち、そっちはそっちみたいな感じよりはみんなが使えてどっちでも選択できればいいのにというのは本当にそう思うんですけど、今の市長の話では難しそうな感じですよね。                (市長武久顕也君「難しいです」と呼ぶ) 難しいんですね。 こっちの総合政策の企画に行ったり福祉に行ったりといろいろ話を聞いてきました。じゃあ、すいません、なかなか公共交通会議の壁が高く厚く越えられないなあというのを今回すごく実感しているんですけど、それでも困っている方、そこの制度からこぼれている方たちを今度はどうやって拾っていくかというので、福祉のほうだと思います。すいません、タクシーチケットの導入を考えているということですが、もうちょっと詳細をお願いします。どういうふうな感じでどこら辺までを考えられているか、時期はいつか、お願いします。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。 ◎福祉部長(青山祐志君) このタクシーチケットにつきましても、福祉単独で今検討している事項ではありませんで、先ほども申しましたが、公共交通、それから障害のタクシーのほう、そこらあたりとの整合性を図りながらどういった形がいいかというところでの検討をしております。 答弁の中で、先ほど市長が申しましたとおり、介護保険の要支援、要介護認定を受けられておられる方で在宅または施設でも介護サービス、介護保険を利用していない施設といいますか、そういったところでの免許とかを持っとられない方、被保持者というようなところで今は検討しておるところです。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) そういう方って市内にはどのくらいおられるか、分かりますか。 ○議長(日下敏久議員) 答えれる。 青山福祉部長。 ◎福祉部長(青山祐志君) すいません、ちょっとすぐに数字は分からないんですけれども、先ほども交通不便地域でのタクシーチケットの利用のほうが申請者の約4割が要介護、要支援というようなことでしたので、大体4割ぐらいの方だというふうに思っております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) この公共交通会議を傍聴させてもらっていろんな問題があるというのが本当に思います。公共交通会議は、今最初に部長が言われたような形での公共交通網会議が始まってるというくくりも分かりますが、それからいろいろ問題は波及してるし問題があぶり出されてるような気がします。 今福祉部長が言われたように、要支援、要介護の方が出やすいような、そういうふうなものが市の福祉タクシーの中には入っていなかったというのも今回なるほどなあと、だから介護されている方たちがいろいろいろんな支援から動くこと、外出することに対してこぼれているというか、見えなかった姿だなあと思いました。だから、そういうところをしっかり外出ができるような支援をしていただけたらと思います。 それいつ、ただ横の連携ですよね、これって、この交通網会議でも係らなくて、こっちで係るとかというようなのを今回本当に市役所に行って、あっちの長船に行っててこういうふうに行ったり来たり行ったり来たりしていろいろ話を聞いたんですけど、それぞれの担当課の人が公共交通のことは分からないとか、そういうふうな、この保健福祉のいきいき長寿課の方に言うと、公共交通網のことがよく分からないんだというような話がありました。公共交通網の人には、福祉の施策だから分からないとか、そういうのがこれから一緒に連携をしながら話をして仕組みをつくっていかないといけないと思いますが、そこら辺の連携をきちんと、今でも取っておられると思いますが、しっかり取っていただきたいし、そのためにも私は早く統合して立ち話でもいいからさっさと話が進むような関係になればいいなあと思うぐらい、こっちとあっちとこっちとあっちとでお互いに分からないということがありました。だから、そういう連携を、今はもう分かれていますから仕方がないですけど、しっかり定期的に取っていただきたいと思いますが、これは誰に聞けばいいんでしょう。市長。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 確かにこっちの本庁とゆめトピアのほう、ゆめトピアというか、長船にまたがるところで連携しなければいけないので、そのあたり実はこれまでも拡大公共交通会議と言いまして、こちらのほうに来てもらって、私も含めていろんな検討を重ねております。そうした中でそれぞれの制度の違いであったりとか、あるいはうまく調整ができていない部分とかというのは見えてきておりますので、そういったことを今後も重ねていきながら検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ぜひよろしくお願いします。本当に制度がそれぞれ違って、出てくる予算が違うとなかなか難しい連携だろうなあと思いますが、市民の方が使いやすいような仕組みをつくっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 では、次です。 ふるさと納税がとても堅調で瀬戸内市のファンの方が多いというのはありがたいなあと思います。この間牛窓の不妊去勢手術の様子を見させてもらいました。そのときに本当に知らなかったという人とこの事業、このNPOが来ること自体を知らなかった人、その予算の枠から出た人もおられるんじゃないかと思うんですが、部長、おられるんじゃないですか。 ○議長(日下敏久議員) 奥田環境部長。 ◎環境部長(奥田幸一君) 関係する方々、我々と今まで面識のある関係のある団体等の方にはご連絡をさせていただいたと思ったんですけども、それ以外の方については周知のほうが行き届かなかったかも分かりません。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 今回私も参加させてもらってこういう話を聞いたからといって初めて捕獲をするゲージを見た方とかも来られてました。どんな様子でされてるか、皆さんがどういうふうに野良猫を連れていってるかというのも初めて体験して、なるほどというふうに視察をされている、見学をされていた方がいらっしゃいました。話を聞くと、私の地域にもある、私の地域でも近所でも困っているというのを本当たくさん聞きます。多分環境のほうでもそういう苦情とか電話もあるんじゃないかと思うんですが、今日から100万円のクラウドファンディングが始まったというのは初めて知ってよかったなと思いますが、これを知ってもらうというか、この100万円は集まってからじゃあこれから事業をするということですか。このクラファンの仕組みというか、これからどういうふうな予定なのか、教えてください。 ○議長(日下敏久議員) 奥田環境部長。 ◎環境部長(奥田幸一君) 本日12月2日から90日間の予定で始めさせていただきます。目標としている金額は100万円とさせていただいております。集まったお金でございますが、令和3年度からの事業につきましてこちらのほうを活用させていただければというふうに考えております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 令和3年、来年度からということですが、今まで補正でちょっとずつ出ていたのが、これだけ100万円どんとあればもう計画もすごい立てやすいと思うんですが、じゃあ何月、何せ今回は知らなかったという周知の問題があると思います。じゃあ、周知はどのようにされて、いつ頃を次は考えられていますか。 ○議長(日下敏久議員) 奥田環境部長。 ◎環境部長(奥田幸一君) 早速今日瀬戸内市のホームページでもふるさとチョイスで新しいクラウドファンディング行っておりますというお知らせをさせていただいております。それからまた、出前講座であるとか、それからまた来庁された市民の方々、そういったことも活用させていただいて広く周知のほうを図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) じゃあ、今度いつしますとか、今回牛窓に来られたところはもう一遍に一気にしてくださるNPOの方でしたが、今までは持っていったらどっかの上限1万円の補助だったと思うんですが、そういうのというのはどういうふうな、来年度この100万円を使われようと思われていますか。 ○議長(日下敏久議員) 奥田環境部長。 ◎環境部長(奥田幸一君) このたびクリーンセンターかもめのほうでさせていただいた手法も有効であると思いますし、それからまた今まで地元の方等が市役所のほうにご相談に来られて対応させていただいておりました両面の作戦で一匹でも少ない飼い主のいない猫、こちらを増やさないようにしていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ぜひ本当に近所のトラブルとかいろいろ抱えられてすごい悩まれている方もおられます。ぜひこういうのが有効的に使われることを願っているので、周知とか、もちろん私もお伝えしますけど、できるだけ周知ができるようによろしくお願いします。 最後です。 体験型観光につながるメニューを考えていただきたいと思います。今3番高間議員も言われてたように、こっちから声をかけるというのはすごく大事なことだと思います。どこにそういう事業者がおられるかとか…… ○議長(日下敏久議員) 3分前です。 ◆5番(布野浩子議員) 何かそういうのってなかなか把握するのも難しいでしょうけど、どういう形でこういうことを望んでますみたいなことを周知されますか。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) 市内の体験型観光につながる事業を実施されている業者様について、以前幾らか調査をさせていただいた経緯がございます。その中で体験型といたしましてかなり提携をさせていただいてる事業者様がいるということも把握ができた次第でございます。こういった方々に、じゃあ実際に商品として、返礼品の品として可能かどうかというところも聞き取りをしながら進めていきたいというふうには考えております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 事業を事業主さんは自分の仕事もありつつそういうふうなメニューも考えるって大変かもしれませんが、ぜひ文化観光部としても一つの目玉になると思いますので、しっかり連携を取っていただきたいと思いますし、しっかり声をかけて、向こうから来るのを待つんじゃなくてしっかり声をかけてあげていってほしいと思います。よろしくお願いします。 これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で布野浩子議員の質問が終わりました。 一般質問の途中ですが、ここで昼食休憩といたします。                午前11時51分 休憩                午後1時0分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 次に、発言順序10番、小野田光議員の一般質問を行います。 12番小野田光議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 皆さんこんにちは。 昼一からの登板であります。答弁者は市長のみであります。 質問事項といたしまして、市長の政治姿勢についてであります。 質問の要旨でありますけども、事業を進めるに当たっての説明責任及び合意形成についてどのように考えているのかということであります。 先般長船で行われました庁舎再編に関わる長船における地元説明会に行かせていただきました。そうした中でこのコロナ禍というふうなこともあり、時間も1時間でしたかね、とはいえもともとそんな中で開会に当たっての挨拶、そして説明等があり、あと出席者といいますか、地元の方々からの質問時間は30分、予定ではですよ、後で若干延びたようでありますけども、そうしたことで地元説明並びに質疑応答が行われました。そのとき時間の制約もあり五人ないし六人の方が質問をされたと思っておりますけども、ほとんどの方の声が、合併して16年となりますけども、そのときの約束が変わってしまったのか、あるいはあの辺りが低地というふうなこともあり、地域住民の安心・安全、生命、財産についてどのように思っているのか、そしてまた地元説明がこれ1回で終わってしまうのか、これでは地元に対する説明がなされたとはならないのではないかといった声がほとんどであったと思います。しかるに、昨日のこうした同じような質問がありました担当部長のほうからは、少ない意見でしたと、これで説明は終わったというふうな答えでありましたけども、五、六人中全ての方は不安であり、また不信というふうな声があったにもかかわらず少数であったと、これで十分説明は果たせたと、そういった進め方、事業の在り方等々、本当にこうしたことでいいのか。 説明においては、市民の利便性、今朝方も午前中の質問、答弁にもありました、あることで長船、邑久、牛窓ですか、あちこち行くようなことがあったというふうなことがありました。当然これが1か所になるんであれば利便性の向上もあるでしょう。しかし、どうも話を聞きょうたら、これどうもこじつけかなと。ある意味これは行政都合によってこうしたことが推し進められておるのではないかといったことも一方では感じられ、また思い、そうした声も多く聞いております。せっかく大きなお金もかけ行政として、議会として一つ方向に向かっていくのであれば、しっかりとした説明責任を果たし、合意形成を得た上で物事を進めていく、これが第一歩であろうと思いますけども、そうしたことについて執行部の代表である市長の見解、そして進め方、そして合意形成の在り方等、この時間を借りてしっかり議論を深めたいと思っております。 以上、1回目の質問といたします。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうから答弁させていただきます。 事業を進めるに当たっての説明責任、また合意形成については非常に重要であり、市長の職責上、それらの最終的な責任を負うことを自覚し職務を全うしていかなければいけないと思っております。また、瀬戸内市自治基本条例においても、市が負うべき説明責任が示されており、市長として従う義務があると考えております。 説明責任につきましては、直接的な関係を持つ市民だけではなく、関係団体や企業など間接的な関わりを持つ全ての利害関係者、さらにはサイレントマジョリティーと呼ばれる声なき声を発しておられる方々、こういった方々の声がたとえ聞こえなくともそうした方々の声を吸い上げていく、そうした必要があると考えております。 また、合意形成につきましては、関係者の思いの根底にある様々な価値をしっかりと捉まえ、その考えを表面化、概念化させた上での意見の収束を図り、意思決定における意見の一致に努めなければいけないと考えております。具体的には、事業を行うに当たりましては、丁寧な説明を行いながら様々な意見を集約し、また調整をした上で事業方針を決めることが重要だと思っております。当然批判的なご意見をいただくこともこれまでにもございましたが、それらの意見に対して丁寧に説明をしながら意見交換をするということが大切であろうと考えております。 現在火葬場建設やJR駅前整備事業、庁舎再編事業など多くの事業を進めておるところであります。また、これまでにも図書館の建設、錦海塩田のメガソーラーの事業、さらには山鳥毛の里帰りプロジェクト、こういった部分につきましても様々なご意見をいただきながら議会の皆様、特に小野田議員におかれましてもお力添えをいただいておりますことを心から感謝を申し上げたいと思います。今後もしっかりと市民の皆さんのその声が一体どこに真意があるのかということを踏まえながら、そうした声に極力お応えしていけるような、そのような立場でありたいと思っております。 言うまでもありませんが、我が国は間接民主制という制度を日本国憲法によって採用しておるところでございます。議会の皆様方がその中で重要な役割を果たされ、そして議会においてご審議をいただきながらその中で出てきたご意見をしっかりと市民の皆さんにお伝えをしていくということも必要でございますし、私たちもその間接民主制で足らないところは説明会等を開きながら補っていくという、そのような事業の進め方、流れになるということを十分に踏まえながら、議会の皆様としっかりと今後も議論をさせていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) この件を振り返りますと、そもそも元は何であったのかなあと考えておりますと、要は長船における3施設ですね、あの施設が耐震性がないと、危うい、早急にこれ対応しなくてはならない、なぜならば南海トラフ等で当市においては震度6弱が想定されており、いつ起こるか分からないと、確率においてもこの30年以内に70%、80%とも言われておる高い確率の中で早急にこれを市民の安心・安全、生命を守るためにこれを耐震化を果たさなければならないというようなことがあったと思います。そうしたことに約1年ないし1年半かけ議論をし、そしてまたその間庁舎等の再編基本計画ですか、これも立ち上げ、そのときの委員長といいますか、座長といいますか、前の副市長ですかね、たしか委員長をされておったと。約10名の委員の構成の下でそうしたことがなされ、その下で計画をし、基本計画も上がり、そして実施設計もできておると。本来実施設計イコールこれはもう工事着手、本来ならですよ、であるはずであるものが、急遽大きく方向転換、180度と言っても過言ではない方向転換であります。それがいい悪いという話ではないですよ、それにぜひもう真っ向から反対というふうなことではありません。そうしたことであるならば、余計ごと丁寧な、市民にとって分かりやすい説明責任が必要であろうと思います。そうしたことはたった30分、40分の質疑応答で、それも不安である、不信感を感じるという声を聞く中で後はもう議会に任せます、今市長言いましたよね、間接的民主制を取っておりますよ、確かに。じゃあ、直接民主制でするというんであれば住民投票もあるでしょう。市長のリコールもあるでしょう。そしてまた、どなたかある方が次の市長選へ出るといった民意の方法もあると思われます。しかし、そうしたことの前に市長として執行部としてあるべき姿である説明責任をしっかり果たす、これが大事であろうと思いますけども、どうでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) おっしゃるとおり、住民の皆さん方にご理解いただけるようにより一層丁寧な説明に努めなければいけないということは言うまでもありません。特に今回は、もう本来であれば長船のあの広いゆめトピアの駐車場を潰してそこへ保健福祉部の庁舎が建つような段階に進んでいっていたところを、今回地権者のご了解をいただき本庁の西棟の土地が購入できるような状況に環境が変わってきたということ、そうした状況の中で昨日もいま一度立ち止まって考えるべきではないかというようなご意見もいただきましたけれども、私どももその状況に合わせて何をするのが最善であるかということを検討した結果、今回ご提案をしたそのような内容になった次第であります。当初説明をさせていただいた内容と異なってまいりますし、なおかつあたかも庁舎の再編が目的であるというような捉え方をされる方々もどうしても出てくるということは致し方のないことかもしれませんが、それであるからこそ当初の目的、本来の目的である長船の公民館、そして旧長船町役場、そして消防の分駐所、これが耐震化できていない状況でそのまま使い続けていく、市民の皆さんにもご利用いただき続けるということは、これは行政の責任を果たせないのではないか、そのような考え方から早急な対応が必要であると、そのための方法として保健福祉部の仮庁舎をゆめトピアに建てるということではなく、この西棟の庁舎へ建てた場合どのような効果が得られるのかということを検討したという流れでございます。ですから、一層のこと分かりにくい部分が出てきてるというのも事実であろうかと思います。であるからこそ、議会の皆さん方に十分なご審議をいただきながら、この事業が現在の瀬戸内市にとって、また将来の瀬戸内市にとって必要であるかということを十分にご認識、またご審議をいただきながら、その決定に基づいて市民の皆さん方にもより丁寧な説明をさせていただくということが必要ではないかと思います。 議員ご指摘のように、先日の説明会では時間も限られており、そして議会の委員会等で十分な時間をかけてご審議をいただくだけの時間と、そして議会の皆様が日頃からしっかりと研さんを積んで研究してらっしゃるそうした基礎的な知識に基づくご判断というのを説明会の中でしていただくというのはどうしても限界があるというのも私自身もお聞きしてて思ったところであります。したがいまして、説明会でいただきました長船公民館を避難所として使いたいという、そのようなご意見、そしてゆめトピアが低地であるという先ほどのご意見、そして保健福祉関係の庁舎が長船からなくなるということに対して地域が寂れてしまうんではないかという、そうしたご意見、そうしたとこを十分に今回の検討の中で踏まえながら、長船の皆さん方にもよくなったなあと喜んでいただけるような、そのような取組にしていかなければいけないと考えております。 美和地区で歯科診療所がございました。これについても、当初住民の皆さん方からはいろいろなご意見が聞かれました。そうしたご意見を踏まえながらも現在は小規模多機能の施設を置かせていただくことによって結果的には私どもは高齢者の皆さん方にご利用いただけるような、そのような施設に今はなっているんではないかと、そのように思ってるところであります。 そうした状況、将来のことを皆様にしっかりと細部までお伝えするというのはどうしても限界がありますけれども、それでも十分に私たち市民の皆さんの意見、議会の皆さんの意見に耳を傾けながら今後も謙虚に事業を推進していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 長い答弁をありがとうございました。 先般の説明会においても、当初市長が今言われたようなことで決して、事業の金額も言われましたよね。長船においては8.1億円でしたかね、西庁舎においては9.3億円ですか、それがしかしこの本庁舎に来るんであれば合特債も使えるということで、3億円幾らでしたかね、3億円強ですかね、というふうなことで割安、割安と言っていいんか悪いんか分からんですけども、しかしそれはお金ではありませんよというようなことを市長はっきり言われてました。しかし、いろんな説明がある中で、またこれ最後には変わるんですね。最後は、倍コストが違うんですと、この浮いたお金でほかの施策をしっかり長船地区に行ってまいりたいと。説明会の前半で言ったことはお金関係ありません、後段になったらお金大切ですというふうなことで、そのあたりもこれ大変分かりづらい。どちらも気持ちにしてみたら長船のこと、瀬戸内市のことを思われて言われてあるんでありましょうけども、個人的に聞いても、前言をたった30分のうちにひっくり返すんかというふうな聞こえ方ですかね、そんなこともありました。 そしてまた、より分かりづらくなっておるのが、庁舎にかこつけて次は何と本庁舎のことも、元は先ほど言いました耐震性ができていない、一日も早く、そうした中で市民に利用してもらうのはこれはいかがなものかと、それは首長としてあってはならないという判断の下、進めていっておることは、途中から庁舎の再編ですわね、この本庁舎、牛窓、そして長船、多分上下水も入ってのことでありましょうけども、そのことまで一気に入ってしまうと。なかなかそのあたりもこれ分かりづらい。よくテレビショッピングでありますよね、本体これ1万円ですと、今ならこれもう一つつきますよと、ついでにこれもつきますと、何かあれもこれも一緒につくんかと、じゃあ元は何ならと、目的は何であったのかと、それがもうぼやけてしまって。それも来年、再来年、いやいや20年先ですよと。その20年先のために今から高い、高いと言ったら語弊があるんでしょう、合特債も使えるんでしょうけども、高い宅地を買います、その間ずうっと職員さんの駐車場としてその高い高い土地を活用させてもらうというようなことが、これ一方ではいかがなものかと。 その議論に進むんであれば、今日久々に皆さんのところに、馬場議員、今ずっとうちへ遺影を置いてますから、今大変なことが起こっとるよと、馬場、一緒に行ってみるかというんで今日今控室へ今朝一緒に来ました。それで、昼には市長のところに連れていって、市長も言葉をかけてやってくれておられました。彼の思い、そして我々もそうですよ、もしそれをするんであればもっと東、全体の大きなスケール、グランドラインで考えてみて、この地においては狭隘であったりとか、道路の整備であったりもろもろ課題がある。しかし、近郊のまちづくりであったりとか、そして広大な土地もあり、これからのまちづくりに関し、そして周辺部の方々の疲弊といいますか、これから先どうなるのかというふうなことも一石二鳥でこれがもしかして東のほう、例えば今の消防署辺りですかね、馬場君がいつも言ってました、ここが瀬戸内市の中心であると、そうしたことも議論の一つにはなっておりました。そんなことも全て放り投げて、これでさも決まったかのようなことを強引に進めていくというのは、これはいかがなものかなと思うわけであります。 今馬場君の話もしましたけども、彼は去年の今頃元気でした。誰しもそうした遺影を持ち歩かなくてはならないというふうなことは思ってもいませんでした。振り返れば1年半前、議長選において我々会派としたら次は馬場君というふうなことがありましたけど、今の議長がここでこの期で僕は引退するからといって私のところまでやってこられて頭を下げられ、ぜひここで最後のこの期に議長にさせてほしいといったことがありました。当然そうしたことは会派もあり私個人の話にはならない。それを持ち帰りうちの会派で話をし、当時いろんな案件があり議会は一つになっていろんなことに当たっていこうと。そうした中で、当然うちの長老議員は偉いもんです。よしわしが馬場君に話をするということで、馬場君は本来であれば議長というふうな夢を持っており、いろんなことをしたいということもありましたけども、この期は辛抱してほしいと。しかし、それから1年半たち、今彼は大変残念、悲しい、言葉が見当たりません。しかし、彼は天に召されてしまいました。私も、馬場君、この期は悪いけど次はもう絶対馬場君のために頑張り、馬場君とともにこの瀬戸内市をよくしていこうと言っておりましたけども、それも空手形になってしまいました。 1年半先のことが分かりません。そして、今のコロナ禍であります。去年の今頃、誰がこのコロナ禍を想像したでしょうか。市長、20年先と言いますけど、今朝も議論にありました、20年たてば錦海の今の固定収入、これも終わっております。そして、当然瀬戸内市の人口ビジョンを市として掲げておりますけども、今の人口規模ではありません。じゃあ、市の職員さんはいかがと。当然市の職員さんに至っても今の職員数までは要らないのかなあと。そして今、今の時点では広大な南側に駐車場がありますよね。考え方の一つとしては、今は平面的に考えておりますけれども、例えば立体的な駐車場をするであるとか、そしてまた高い宅地を買うのではなく、安価な農地、畑であったりとか、そうしたことを買うと、そうしたじゃあ議論がされたのか、そんな議論全く、分からんですよ、委員会であったかも分からんですけども、人口ビジョンをしっかり設定しての考えか、職員数をしっかりした上の考え方か、土地の価格、先のこと、いろんなことを考えた上の判断であり、さも決定のように言われてますけども、そのあたりについても今後しっかりと議会、市民、合意形成を図っていく必要があると考えます。いかがでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 馬場議員のお話をいただきまして、私も馬場議員にお世話になって本当にああいう形で早く旅立たれてしまわれた、その無念な気持ちを思うときに馬場議員とのいろいろな話をした、語らい合ったことが思い出されてまいります。その中の一つに、庁舎の在り方についても話があったように私も記憶をしております。将来的な夢をどのように実現していくかということは、まさに私どもと、そして議会の皆さんとが真剣に議論していきながらどうあるべきなのかということをもっともっと議論していく必要があるということを小野田議員おっしゃったんではないかというように思いますが、そのとおりだと思います。 庁舎の再編につきましては、構想の中で中・長期的に見てJAの土地に対して新庁舎を建てるということは将来的にうたわれておるのは、これは事実であります。しかしながら、実際にそこへたどり着くまでの間に果たして今の状況のまま物事が動いていくかというと、それは分かりません。したがって、将来あの土地に建物ができるかどうかということは、一つの構想の中の案にはございますけれども、その都度最善の方法を選んでいく、また決めていくのが私たち、議会の皆さんを含めての責任だと思っております。 あたかもすぐにも大きな庁舎を建てるような準備を始めていく、そのように受け止められる節もあるようですが、それは全く考えておりません。今回のJA跡地の購入については、先ほど職員の駐車場というふうにおっしゃいましたけれども、そうではありません。保健福祉関係を統合するに当たっては、公用車であったりとかの駐車場も含めてどうしても不足してしまう、あくまでも駐車スペースを確保するという意味においてこのJAの土地を購入させていただくということになっております。 例えば20年先に庁舎を本当に建て替えるべきなのかどうかというのを考えたときに、もしかするとこの建物を長寿命化することによってもう20年、30年活用できるようになるかもしれません。実際に邑久中学校はそのような手法を取り、そして長寿命化を行ってまいりました。あるいは、状況が変わり、今小野田議員がおっしゃるように、もうちょっと違った場所に移転をさせたほうがいいんではないかという状況になった場合には、この土地も、そしてJAさんから購入した土地も売却の対象になったりとか、あるいはほかの公共目的のために使われる可能性というのも出てこようかと思います。 したがいまして、全員協議会の際にたしか厚東議員からご質問をいただきました。その際にこの跡地を、JAさんの土地を購入するということが即新庁舎を建設することになるのかという質問をいただきましたけれども、そのときにそうではないということを明確にお応えをさせていただきました。したがいまして、繰り返しになりますけれども、JAの土地を購入する件につきましては、保健福祉関係を本庁に統合していく際にそうしたスペースを確保する意味で必要な土地であるということ、これだけが今回の理由に私はなってくる、むしろそのような説明をしなければなかなか市民の皆さんに十分に正しくご理解いただくのは難しいんではないかとさえ思っております。そうした意味において、これから議会の皆さんにも正しく私どもの思いをご理解をいただきながら、それを正しく市民の皆さん方に伝えていただくような努力を私どももしていかなければいけないと考えておりますので、どうぞ引き続きご理解いただきますようにお願い申します。 またもう一点だけ、災害時の対応等を考えた場合に、市役所の周辺の土地というのは非常に重要な意味合いを持ってこようかと思います。例えば災害の救援物資のストックヤードであったりとか、あるいは仮設住宅の建設であったりとか、いろいろなことを想定しながら市がある程度のストックを確保しておくということは市民の安全・安心につながる部分というのもあろうかと思います。こういったとこはなかなか見えない価値として分かりにくい部分もあろうかと思いますけれども、しっかりと市民の皆さんを支えていくための行政である以上は財政的にも、また力もしっかりと蓄えながら、その上で瀬戸内市を支えていく、守っていく、そのような責任があると考えております。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 決まってはいないと、話が一人歩きというふうなことも当然あるのかもしれません。であるのであれば、余計ごとしっかりと説明責任を果たしていただきたい。 市長もご存じのように、当市は3町が対等合併をしておると。当然ながら分庁方式に至った経緯もいろいろ合併協の中で話もされておると。16年たったからよかろうということにはなかなかそれはならないと思います。市民それぞれ思いもあり考えもあります。市長も自分の母校である玉津小学校を閉校されました。そのときの気持ちもあると思いますよ。よくやってくれたという人はいないと思いますよ、何でそんなことをするん、寂しいがなと、残してほしいという声もしっかりあったと思います。造るよりか、逆にそれを閉めていく、閉じていくというふうなことのほうがより力も要るし、より説明も果たしていかねばならないと、これはもう首長の責任ですよね。そうしたことを、市長冒頭に間接民主制というふうなことを言われましたけども、それはもう間接とか直接関係なしに、これも市長の責任においてぜひすべきであろうと、いま一度、いま二度時間をかけ丁寧に説明をし、市民が分断をすることがないように、同じ方向を向き、これからもよりすばらしい瀬戸内市となるためにしっかりと汗をかいていただきたいと思います。 市長が事あるたびによく山鳥毛、山鳥毛というふうな言葉を名前を口にしていただきますけども、山鳥毛のもともとの持ち主は言わずと知れた上杉謙信であります。彼は義の人、情の人であります。そうした彼が持ち、この瀬戸内市に帰ってきた山鳥毛のためにもしっかりと義、情を持って市政を邁進をしていただきたいと思います。そして、市長が若かりし頃に書いた、町議時代に書いた夢を共有できる議員を目指してもう一度初心に戻り初志貫徹の下頑張っていただきたいと思います。ぜひ説明責任をしっかり果たし、合意形成を得た上で物事を進めていただきたいと思います。そうでなければ、平成27年3月議会においてこの場で市長に対して勧告文を渡させていただきました。また、これから二度目の勧告文を渡すことがないように、ぜひお願いしたいと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) ありがとうございます。説明責任というのは、本当に難しい言葉でございます。情報が完全に正しく伝わらない方々にご理解いただけるように説明に努めるということでありますけれども、そこには説明をさせていただいても100%賛成ということには、残念ながら必ずなりません。大切なのは、そこでいろいろな不安を持たれた方や、あるいは反対の意思を表明された方々の思いが一体どうであったのかということを受け止めながらそれに対して対応していくということが、物事を進めていく以上は避けて通れないことであります。一番簡単なことは、問題を先送りをするということだと思います。今は決めないということ。しかし、もし本当はやったほうがいいんだろうけれど、なかなかこれをやると理解を得られないなあというような気持ちを我々が持つとするならば、それは本当に今やらなければいけないというのが政治の責任だと考えております。 これから長船地区を中心とした皆さん方が不安に思ってらっしゃる長船公民館、現在の長船町公民館をどのように位置づけていくのか、もし耐震化が十分出ないということで取壊しをせざるを得ないのであれば、あの跡地をどのようにそうした不安を払拭するために活用していくのかということは十分検討の余地があると思いますし…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◎市長(武久顕也君) また、長船のゆめトピア周辺を寂れるというように言ってらっしゃる方々にどのようににぎわいがしっかりと保てるような工夫をしていくのかということも今後十分に検討の余地があろうかと思います。 さらには、住民サービス、市民サービスが不便になるという障害を持たれた方々の声に対して長船支所が新しくなるわけですから、そこでのバリアフリー化であったりとか、サービスをいかに向上させていくのかということも十分に検討の余地が私はあるんではないかと思います。そうしたところを議会の皆様から様々なご意見をいただきながら工夫をし、そして今よりはよくなったなあと言っていただけるようにしていくというのも、これは私たちに課せられた説明責任ではないかと思っております。どうかそうした意味において、市民の皆さんを分断をさせないということを議員もおっしゃいました。そのためにこの間接民主制というのが私は存在しているんではないかというようにも思うわけであります。どうか今後ともこの瀬戸内市の将来をしっかりと見据えた議論を引き続きしていただきますように、心からお願い申し上げたいと思います。ご意見本当にありがとうございます。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 最後に市長にいい答弁をもらってやめとこうかなあとも思ったんですけども、また堂々巡りでこっちへボールが返ってきたんで一言言わせてもらいますけれども、間接民主制、いい言葉ですよね、議会で決めてほしいと。市長、いいときには議会、自分の旗色が悪くなったら、例えば図書館のとき、これはもう…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◆12番(小野田光議員) 一般市民の声を聞こうというふうなどうもこの使い分けをしとんかなあと。今回もどうも見ようたら、この議会の中の人数を見ようたら、これが物事進むとなったらこれ今言う間接民主制、これ都合悪いなあとなったらこれは市民にも聞きましょうと、何とかの会が陳情に来る、請願をするであるとか、そうした政争の具にこの間接民主制をしないように、これをするんであれば、先ほど言いました直接民主制というふうなことで、住民投票もあるでしょう、リコールもあるでしょう、市長選もあるでしょう、正々堂々と議論を闘わせしっかり本当に説明責任を果たしていただきたい。でないと、最後はこれ決めるの議会ですから、市長が提案しました、しかしこれ決めたんは議会ですよと。以上、よろしくお願いをしたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(日下敏久議員) 以上で小野田光議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。                午後1時41分 休憩                午後1時50分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 次に、発言順序11番、廣田均議員の一般質問を行います。 16番廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、一般質問を行います。 質問を前に、昨年1月に発症しました新型コロナウイルス感染症は一旦収束に向かっていたように見えていたものの、一転、今や全世界的に広がり、岡山県下では全国的に発症率が低かったものの、最近では上位に上がってきております。罹患された方々にお見舞いを申し上げると同時に、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。医療現場で一生懸命闘っておられる関係者の皆さん、敬意を申し上げて、一日も早くコロナがなくなるように願って質問を行います。 本日の質問事項は3点。 1点目の牛窓西幼稚園は、入園する園児の減少から市内では先駆けて休園の措置を余儀なくされております。最近では、管理上草が生えて見苦しいとも言われてきております。少子化が進む中での再開は難しく、この用地を何とか使えないものかと地域の人も心配しております。この用地を使用したいと希望することも聞いておりますけれども、この件については本年8月定例会にも質問を行っておりますけれども、幼稚園の用地についてこども園化を含め効果的な用地の活用の検討状況はということで要旨に上げております。 2点目、低地帯の問題で、市内には大雨、洪水、高潮などでそのたびに浸水する地域がたくさんあると思います。特に牛窓の地域の中でも牛窓中浦地区周辺あるいは鹿忍中心部等が上げられます。過去何回も質問しておりますけれども、非常に経費がかかることも答弁の中で承知をしておりますが、今年は台風や大雨、集中豪雨などが少なく大過なく過ぎておりますけれども、一たび浸水すると高齢者の多いところでもあります。人命に関わることでありますので、何とか早急な対策を講じなければならないと思います。 私は議員になってこの地区の議員である以上、この対策が至上命令だと思っております。そういったことで、大雨、洪水時に浸水する低地帯の解消は災害に強いまちづくりに不可欠だが、現状と対策はということで質問の要旨をしております。 3点目、住宅用火災警報器について。 冬場を迎え全国的に火災が多発傾向にあり、高齢者の夫婦世帯あるいは独り暮らしの高齢者が逃げ遅れて亡くなられるような痛ましい火事が連日テレビ、新聞などで紹介されている現状であります。そういった中で住宅用火災警報器の設置については、消防法の改正が行われ設置が義務化されて10年が経過いたします。市内の設置の状況はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。                〔教育長 東南信行君 登壇〕 ◎教育長(東南信行君) それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨1についてご答弁いたします。 8月定例会後に休園中の幼稚園の今後の活用について何度か市長部局と教育委員会とで協議を行っております。牛窓西幼稚園の園舎は、昭和49年の建築で老朽化は進んでおりますが、平成25年度に耐震工事を実施しており、耐震性は確保された建物です。ただし、もともと園庭が狭いこと、また駐車スペースの確保が難しいなどの課題もあります。今のところ正式な要望ではありませんが、保育園としての貸出しのお話や地元地域からまちづくりの拠点施設としての活用などのお話を聞いているところです。 今後の有効活用を考えるに当たり懸念されるのが補助金のことになります。施設整備のために国の補助金を活用している場合、一定の期間が経過するまでに転用する際に、転用後の用途によっては補助金の返還の対象となるなど財産処分の制限があるため、県の補助金担当部署に確認をしながら活用方法の検討をしていかなければなりません。 また、民間への貸出し等を考えるのであれば、普通財産への移管が必要になります。幼稚園の廃園の手続を経た後に市長部局とも連携をしながら、行政としてだけの活用にこだわらず、地域や民間への対応による活用も視野に検討を進めていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうからは質問事項の2、要旨の1につきましてご答弁申し上げます。 異常気象の影響もあり全国的に河川の氾濫による災害が増大する中、当市においても常に災害リスクを見据えた対策が必要という認識を持っており、機会を捉えてはこれまで国、県にその実情を訴え対策の検討を求めてきておりますが、残念ながら現時点においては内陸部、そして沿岸部それぞれの地域で有効な補助事業というメニューが現在のところはなく、我々としましても思案に苦慮している状況でございます。 そのような中、国土交通省では、全国規模で災害復旧に取り組まなければならず多額の予算も要していることから、現実的に防災・減災を目的とした対策に追いついていない、このような現状を補完するために今年度から流域治水プロジェクトによる減災対策を取り入れ、流域の関係自治体も加わり主体的に治水に取り組むこととされております。 本市でも、平成28年度に沿岸部を対象といたしました排水計画について検討させていただきましたが、これを拡充する形でさらに河川対策、流域対策、減災対策、この三つを柱としたハード面、ソフト面の対策について基本的な考え方を整理して示し、市内全域を対象としたいわゆる瀬戸内市版の総合治水基本計画の策定に取りかかる予定としております。 この基本計画の中で、現在策定が遅れております吉井川下流域の河川整備計画の必要性であるとか、流域治水に期待できる、例えばですが、田んぼダムの効果、また雨量計や水位計の観測データなどから被害予測などを行うことができるシステムの構築、こういったようなものについてそれぞれに検討を行っていきたいというふうに思っております。 今後の予定についてですが、今年度から動き出した、先ほど言いました国で流域治水のプロジェクトというのが動き出しておりますが、吉井川においても同様でございまして、吉井川流域治水プロジェクトが立ち上がっております。この具体的な取組や制度の概要によっては、この治水対策に関して国、そして県との調整事項も出てまいることから、今年度策定予定であった、先ほど言いました総合治水基本計画、これについては一旦暫定版という形でお示しをしたいというふうに思っております。いずれにしましても、対策の実現には時間も必要となりますが、費用の面も考えていかなければならず、新たな補助事業の制度あるいは新たな仕組みについて引き続き国への要望、関係機関への働きかけを強力に進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いしたいと思います。 私のほうからは以上とさせていただきます。 ○議長(日下敏久議員) 松本上下水道部長。                〔上下水道部長 松本孝之君 登壇〕 ◎上下水道部長(松本孝之君) それでは、私のほうから質問事項の2、質問の要旨1について答弁をさせていただきます。 当市の下水道事業計画における低地帯の浸水対策については、牛窓処理区の鹿忍小向川排水区の20ヘクタールが平成15年度に下水道雨水の事業認可を受けています。近年の台風等で鹿忍沖排水区にも内水被害が発生していることから、平成22年に鹿忍小向川排水区と鹿忍沖排水区を一体とした鹿忍地区内水処理計画を検討し、平成26年に地元説明会を実施しました。また、平成27年2月に鹿忍地区8自治会から鹿忍地区雨水対策要望書の提出があり、これを受けて放流先地区に説明を行いました。さらに、平成30年2月と5月には専門業者による地元説明会を実施しました。しかしながら、放流先である内海への排水については放流先地区の同意には至っていない状況です。今後も引き続き内海排水処理にご理解をいただけるよう努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 高原消防長。                〔消防長 高原正利君 登壇〕 ◎消防長(高原正利君) それでは、私のほうから質問事項3、要旨1についてお答えさせていただきます。 住宅用火災警報器につきましては、平成16年に法改正があり、平成18年6月1日より新築住宅に義務化となり、これ以降の住宅には取り付けられています。猶予期間として既存住宅への義務化は、平成23年6月1日より義務化とされ10年目を迎えております。毎年住宅用火災警報器設置調査及び案内を実施してきて、令和2年7月1日時点での瀬戸内市の設置状況は81.2%となっています。全国平均では82.6%、岡山県下の設置率は77.5%となっています。今後も引き続き住宅用火災警報器の設置啓発を行っていきます。 私からは以上です。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、2回目の質問をいたします。 まず、質問事項の3番の今消防長に答弁をいただきました、この住宅用火災警報器、81.2%、全国平均が82.6、県が77.5%言われた。今の状況を聞いたんですけれども、今後どういうふうにこの残り18%余りを推進していくのか、どういうことをやればあと残りが100%近うなっていくのか、その点をお伺いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 高原消防長。 ◎消防長(高原正利君) 広報手段といたしましては、市の広報紙とか市のホームページ、または防災無線による広報とか、春・秋火災予防運動におけるビラを配ったり、各種講習会などでの宣伝を行っていきたいと思います。 さらに、再調査または未訪問宅なんかありますので、そういうところもまた再度現在も行っているところなんですけど、そこら辺も徹底してさらに進めて実施率を上げていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 再度聞くんですけど、この設置しとられん人は未訪問とか、今言われたようなことで周知ができとらんとかというあれもあるんだろうけど、その設置をしないというか、設置をしない理由というのは何か分かります。もう経費がかかるんだとか、もううちはつけんでもええわというふうなことも、そういう人もおられるん。理由があるんかなあと思うんですけど。 ○議長(日下敏久議員) 高原消防長。 ◎消防長(高原正利君) 今議員言われたとおり、一応価格の問題とか、価格といえば当初よりは価格的には随分下がっています。部屋の寝室につけるとか階段の天井部分につけていただくようになっているんですけど、景観というか、部屋の様子がちょっと変わってくると、新しい家なんかは特にデザイン性のことを言われるお宅も確かにないわけではございません。でも、そこらあたりは逃げ遅れとか火事のことを話していけばだんだん納得してくれて、それでも安心だからつけようかというお宅も確かにあります。ただ、最初に言いましたように、どうしてもお年寄りの家なんかでいえば物は持っているけどつけていないとかというお宅も確かにあるので、そこら辺もうちの行ったときにはもう極力つけてもらうようには指導のほうはしております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 最後に聞きますけど、経費面で買えないとか、そういった人なんかには、例えば補助が出るとか、そういった優遇措置というのはどんなんでしょうかね。 ○議長(日下敏久議員) 高原消防長。 ◎消防長(高原正利君) 一番当初の頃、平成23年の当初の頃なんですけど、その地区によって一括購入、一括購入することによって価格が下げられるといって買っていただいた地区の方もあります。ただ、価格だけでいえば以前よりは数段かなり安く買えるようになってきていると思いますので、そのあたりもうちのほうから指導のほうで徹底していきたいと考えています。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 100%になるように鋭意努力をしていただきたいなと思います。 続きまして、先に幼稚園の、教育長、お尋ねをまた2回目からしようと思う。 一定期間というて言われたですね、どのくらいの期間で推移したら使えるようになるものか、そういう一定期間言われたですね。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) すいません、期間についてははっきりしないんですけれども、手元に資料がございませんで申し訳ございません、後で調べておきたいと思いますが。 一応牛窓西幼稚園については、大阪で地震があったときのブロック塀の補修ということで、そこの部分の補修の費用が多分返還の対象になるだろうというふうに県の補助金の担当者とは話をしておるんですが、期間はちょっとはっきりしておりません。申し訳ありません。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 平成25年に耐震をされたということで、使えるようにはなっとんですけれども、今鹿忍地区で使いたいということも地域のまちづくり協議会に使うてみようかという人もおられました。それから、保育園から使わさせてもらうというふうな希望もあるんだということも聞きました。こういった廃園にするにはどういうふうな、さっきも言われましたけれども、手続が要るんか、その点分かりますか。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 廃園にするには、廃園の条例というか、設置条例をしてあるものを廃止にするというふうな形になるんだというふうに思います。 廃園そのものよりも補助金の返還に関して言えば、その後の転用の内容によってはその補助金の返還の対象になると。例えばなんですけれども、放課後児童クラブの使用であるとか、それから先ほどありました地域住民の活動拠点の施設であるとか、それから社会教育施設への転用の場合には補助金の返還の対象になるというふうに担当のほうからは聞いております。子どもの施設になる分について、例えば保育園であるとかというふうなものについては対象からは外れるというふうには聞いております。 廃園の手続は、教育委員会が牛窓西幼稚園を廃園にしますということで議会のほうに上程をさせていただいたらその廃園はできるんですけども、普通財産にならないとその後の使用についてはできませんので、そのために廃園の手続が必要というふうなことでございます。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 今のこの質問の要旨の中でもこども園化を含めということを書いておりますけれども、こういったことも検討はなされておられるんですか、こども園化。こども園になったら福祉のほうが関係あるんですかね。幼稚園をするということで教育長にお尋ねしますけど、そういったことも考えられる、そう使ってほしいなあという、今裳掛と、それから今城も今現在やられておりますけれども、そういったことに使えればなあという思いもあるんですけど、そういったことについてはどういう。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 市としては、牛窓地区については私立の保育園施設が2園ございまして、市の住民の子どもを持つ保護者の方々への就学前の施策としては、その施設があるというふうなことからすれば幼稚園を維持していくというふうなことが行政としての課題かなあというふうに思っております。今休園になっている、園児数が少なくなったことによって休園をさせていただいてるところについては、今の状況、保護者の子育ての状況を考えていくと、先ほどおっしゃっておられたような、保育園であるとかこども園であるとかというふうなことに関する要望のほうが高まってくるというふうに考えておりまして、幼稚園として牛窓西を再開をするということについては今のところは考えられないなあというふうに思っております。もしも転用に関して、例えば条件等が付せる場合に転用というか、貸出しをする際に条件が付せる場合にそういうふうなことも視野に入れながらご要望にどのように応えていくことができるのかというふうなことについては考えていくべき課題だというふうに思っております。
    ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 市長にちょっと振りますけれども、市長もあっちこっちで聞かれると思うんじゃけど、幼稚園のことについても聞かれるかなあと思うんですけど、今の牛窓西幼稚園についてはどういうふうに休園中のことについてはどういうふうに思われとるか、お尋ねをします。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 西幼稚園の場所については、我々ももう何度横断的な会議をやったか、二、三回やりましたか、どうするかというのを美和の幼稚園も含めてどのようにするかということを教育委員会と、そしてこども・健康部、あとは総合政策、いろんなとこを集めて、私も含めてどうしたもんかでずっとやってるんです。やってるんですけど、まだ正直結論が出ていません。これは理由としては、一つはいろいろな活用方法というのが上げられるということなんです。例えば学校側からすると駐車場が足りないから駐車場になったほうがええという話になると、建物要らなくなります。その一方で、保護者の側に立ってみると、幼稚園機能もさることながら保育園と併せたそうした施設があったらいいなという声もありますし、もう一つは子どもたちが放課後行けるところというのは、あいあい保育園さん頑張ってやっていただいてますけども、放課後子ども教室のような、裳掛小学校で今やっていただいてますけども、そうした場所というのがないなあとかという声もあったりとか、ということで公募しようと思ってもなかなか定まりにくいというところがあります。さらに、もし保育サービスをそこで提供するということになると、全体的な保育ニーズに影響が出てまいりますから、全体の計画の中でどのように位置づけていくのかということも検討課題として上がってまいります。ということで、今申し上げたような論点が幾つかあって、これを整理をしていきながら対応していかなければいけないということが出てまいります。 牛窓西幼稚園の話が出てきた場合には、当然美和幼稚園のどうするかという話が出てまいります。美和幼稚園の話が出てまいりますと、老朽化が進んでいる長船東保育園はどうするか、同様に長船西保育園はどうするかという話がそこに出てまいります。ということで、様々な事業というか、課題が鎖のようにつながってくるところをどこからどこまでをすぱっと事業として行っていくのかということの見極めをしなければいけないということで思った以上に課題が複雑であるというのが正直なとこでございますので、決して後ろ向きな答弁で申し上げてるわけではなくて、そうしたところをしっかりと皆様にもご理解いただけるような取組にしていけるように引き続き研究、検討を重ねてまいりたいと思いますので、いましばらくお時間をいただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 幼稚園の使用方法については、見守り隊で朝西の小学校の校長にも毎日行ったときに会うんですけども、非常に駐車場が手狭だからあそこを駐車場にということも聞いております。じゃから、何とか有効に使っていただく、もうあのまましとっても宝の持ち腐れであるものを有効に使うていただくのがこの質問の要旨なんで、ほっとくというのが一番悪いんで、草がぼうぼう生えて見苦しいというて私も叱られました。だから、何とか管理をして早急な有効なふうに使っていただきたいと思います。 それから、低地帯の問題、これはもう今の難波部長に何遍も質問もしたんですけど、これは私のもうさっきも言いました至上命令で何とかしていただき、30億円かかる、小向川の改修に。せえで、上下水道の部長にもいろいろ考えていただいておりますけれども、何とかあれを分散させて雨水対策もしかり、それから建設にもしかり、タイアップして、要するに高潮で排水するときに排水が非常に、これは鹿忍について言よんですけど、非常にそこの地域が心配だということが一番のネックになっとる。 それから、これは建設かどっちになるんか分からんのですけど、排水溝がついておる逆止弁があると思うんですけれども、あれがカキが生えてきちっと閉まらんから逆流してくるということで市に何とかしてえというて言うたら、地元でしてちょうだいというて、何か言われたらしいんですけれども、あれはもう非常に地域の人がすると、擁壁に出とるもんですから、へえで潮が来るとそれがぺちゃっと閉まって逆流しないようになっとんですけど、あれがカキが生えてそこの隙間が開いてどうしてもやっぱり浸水するらしいんで、これは地元がしないといけないもんか、一遍お尋ねをしたらどうかなあと思うたんですけど、どうなっとんですかね。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) いわゆる海岸部に設置している排水先についてる逆流防止弁のことだと思いますが、樋門の管理も含めて原則的には地域のほうで維持管理をお願いしたいというところはあるんですけども、その維持管理の中でも少し手がかかるような維持管理、もしくは地元ではなかなか管理しづらいような事案については、建設課のほうにまたお声がけをいただければ状況を見ながら適切に判断をさせていただいて、我々のほうでできることはお手伝いもさせていただきたいなというふうに思っております。原則論は地元で管理というとこではあるんですけども、それでも全て地元にお願いして行政は何もしないよということにはならないように努めていきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 今地元でも一応はやるんですけれども、非常にその地元へおる人が高齢者ばあで、ほいではしごを持っていってやりょうたら落ちたり、それからけがをするようなケースもあるんで、できれば市の委託か何かでやってもらいたいなあというのが実情なんで、今言われた、ぜひ検討していただきたいと思います。 それから、鹿忍に限らず牛窓地区、それから裳掛地区、それからいろんな低地帯があると思うんですけれども、治水の基本計画ができるということなんで、これらの地域も含めた、布浜へ行ったら布浜のあっこの港の前がもうすぐつかるんだということも、これはもう最近行ってないですけれども、ここはもう陸の孤島で、私が住んでおる子父雁も、せえから布浜とよう言うんですけど、陸の孤島じゃからしてくれんわというて布浜ももう言わりょうたですけれども、総合的に考えてやってもらいたいですけど、市長の意見を聞かせてください。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 現状担当が答弁させていただいたように、こちらもなかなか前に進まない事業になっておりまして、ここをどうこの膠着した状態を前に進めていくかというのは非常に難しい問題があります。かといって、低地帯に住まいの皆さん方のことを思うと、特に最近は潮が高くなってきている状況の中で台風が来なくても日常的につかるような状況になってきている。そうしたご不安というのは本当にいかほどのものかというようにもお察し申し上げるわけです。住民の皆さんとどこまでを行うというんでしょうか、許容されて、そして全体がよくなることであればというような、そうした譲歩といいましょうか…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◎市長(武久顕也君) 合意形成をしていくためには、議員のお力もお借りしながら、また地域の役員の皆さん方の力もお借りしながら打開案をもう一度練っていく必要があるんじゃないかなというように思いますので、そうした部分でぜひとも議員にもご協力をいただきながら前に進めていけるように我々も努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 私は、議員になってからこの低地帯の問題はもう旧町時代から言っておりますけれども、難波部長のほうからか、前の部長からかどっちかじゃったか、もうあれ30億円、小向川の改修にかかるんじゃということで、そりゃもう30億円というて言うたらとてつもない経費であるし何かええ補助金の事業でもあればと思うんですけれども、私が議員の途中にできるかどうか分かりませんけれども、もう鋭意これも頑張ってやっていただきたいなと。 下水道の管を分散してこっちの小向から鹿忍、御崎神社の下を通って出すような計画も何かすればというようなことも聞いております。ですから、いろいろ考えてやっていただきたいなと思います。 ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◆16番(廣田均議員) もう一遍、難波部長、何かあれば言うてください。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 上下水のほうの問題もありますけども、低地帯、特に鹿忍地域につきましてはいろいろと検討事案がその中に含まれているというふうに認識をしております。ただ一方で、土木技術といいますか、下水道の技術も日々進歩していっておりますので、新たな工法とかいろいろな角度から、100%解消というのは無理かもしれませんけども、少しでも解消に向けた事業が打てるように引き続き検討したいと思うておりますので、よろしくお願いいたします。                (16番廣田 均議員「よろしくお願いします。これで終わります」と呼ぶ) ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ありがとうございました。 これで一般質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 以上で廣田均議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。                午後2時31分 休憩                午後2時40分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 次に、発言順序12番、竹原幹議員の一般質問を行います。 8番竹原幹議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) こんにちは。2日目、最後の質問です。お疲れでしょうが、よろしくお願いします。 早速質問に入ります。今日非常に分かりやすい通告をしておりますので、明快な答弁をよろしくお願いします。 質問事項1、予算編成について。 職員の皆さんは今の時期は来年度の予算要求のための事務作業に取り組んでおられることと考えます。来年度にはどの事業をスクラップし、どんな新規事業に取り組むか、いろいろと練っておられることと考えます。財政当局と協議の上、それが当初予算に盛り込まれ、2月議会で可決されれば今度は6月議会で契約案件を提出できるように進めていきます。そして、年度内に事業が終わるようにしなければなりません。それが年間を通しての事務事業の流れです。ところが、今年の当初予算では、財政調整基金など10億3,000万円も繰り入れながら厳しい財政状況と言いながら6月議会、8月議会、11月議会、どの議会でも新規事業や大規模事業が提案されてきます。今年は特にコロナ関連の予算もありましたが、約76億円を計上しております。昨年にしても約25億円の補正予算が計上されています。そして、大きな事業は繰越しとする予算議案でした。そこで、質問します。 質問の要旨1、補正予算が多くなっているが、当初予算でしっかりと1年間の見通しを立て予算編成すべきではとしています。見解をお聞かせください。 2点目です。完成までに数年を要する大規模な事業については、全体の事業費等が分かるように予算編成すべきではないかとしています。 予算は会計年度独立の原則がありますが、例外として年度をまたがる大規模事業については繰越明許、債務負担行為、継続費が認められています。まさに行幸小学校の大規模改修事業や新火葬場整備事業のように数年度を要する事業は細切れで提案するのではなく総事業費を示した予算とすべきと考えます。見解をお聞かせください。 質問事項の2、庁舎再編計画についてです。 質問の要旨(1)保健福祉部仮庁舎新築案から本庁西庁舎改修案を採用することに方針変更した経緯と理由はとしております。 平成30年3月に提案された瀬戸内市庁舎再編計画基本構想案は、長船地区施設の整備案を載せ、保健福祉部仮庁舎を建設するとしています。翌年令和元年5月には、長船支所及び周辺整備基本計画及び基本設計までできました。さらに、仮庁舎については約1,000万円を超える経費をかけ実施設計まで終えています。今年の1月に入り、仮庁舎の建設計画に加え本庁西庁舎を改修し移転する計画を再検討するとの説明がありました。そして、今年の9月、西庁舎改修案を採用するとしました。このように大きな問題が短期間に方針変更した経緯、理由をお聞かせください。 質問の要旨(2)瀬戸内市庁舎再編計画基本構想の中の中・長期構想では、JA用地に本庁舎を新築し、保健福祉部と教育委員会を統合するA案を採用することにしているが、どのように評価したのかということです。 瀬戸内市庁舎再編計画基本構想では、中・長期構想として本庁舎、分庁舎の統合を明記しています。基本構想案のA案からF案までを示し、A案を基本構想として採用するとしています。A案とは、現在のJA用地に6階建ての本庁舎を建設し、現在の本庁舎西庁舎を解体し全てを駐車場とする案です。 そこで、お聞きします。A案を基本構想案として採用することが最も合理的であると評価するとしておりますが、A案をどのように評価し採用されたのか、お聞かせください。 1回目の質問は以上です。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。                〔財務部長 尾副幸文君 登壇〕 ◎財務部長(尾副幸文君) それでは、私のほうから質問事項の1、2についてご答弁させていただきます。 質問事項1、質問の要旨1です。 当初予算については、瀬戸内市予算規則第6条の規定に基づき、毎年度予算編成方針を定め、年間を通じて予見できる収入と支出を全て計上し予算編成を行うこととしています。これに基づき、可能な限り想定できる事業内容を盛り込んだ予算編成に心がけています。補正予算については、当初想定できなかった事情などにより変更が必要となった場合に限り補正予算を調製しています。 議員ご質問のとおり、近年補正予算の金額、回数とも増加傾向にありますが、当初予算において予見できなかった課題等に柔軟に対応し、その解決に向けて効果的な事業を実行していくため、また国の補助事業や有効な起債をさらに有効に活用するとともに、急を要する必要な予算のみを補正予算として調製していますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。 質問事項1、質問の要旨2です。 本市では、完成までに数年を要する大規模な事業の予算について契約の締結が必要な時期に債務負担行為を設定し事業を実施しているところです。債務負担行為は、金銭給付による債務の負担をあらかじめ設定し予算に定めるものであり、その支出に当たり歳出予算を計上する必要がありますが、契約ごとに債務負担行為を設定することにより細かく分かりやすい歳出予算計上と歳出削減効果や不用額の発生を抑制する効果が期待できます。全体事業費については、今までも予算審議等において内容説明の中で明示することができていると考えております。今後も複数年度に及ぶ事業の実施に当たっては、事業内容など勘案し最適な方法により事業費の予算化を行い効率的な予算執行と経費の縮減に努めていくとともに、全体事業費や事業内容、実施状況を明らかにした説明に努めていきますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上、予算編成についての答弁とさせていただきます。 続いて、質問事項2、質問の要旨1です。 まず、経緯ですが、平成30年3月に庁舎再編基本構想を策定しました。その中で短期構想として長船3施設、長船支所、長船町公民館、長船分駐所の耐震対策を急ぐこととし、保健福祉部機能は仮庁舎を新築し移転する、長船支所と長船町公民館はゆめトピア長船を改修し移転する、長船分駐所は新築し移転する、この三つの対策を主とした案を採用しています。 令和元年12月には、保健福祉部仮庁舎及び長船分駐所等の整備概要をまとめ、位置、構造、床面積、事業費やスケジュールについて総務文教常任委員会に報告しました。その際、保健福祉部仮庁舎の事業費が7億円になることなどを説明しご意見をいただいたところです。 令和2年1月に、それまでの計画を再検討し、保健福祉部の移転先として本庁西庁舎を改修して移転する計画と仮庁舎建設案等を比較検討することを庁内の庁舎再編計画策定委員会にて決定しました。これを受け、令和2年2月議会の市長行政報告において比較検討を行うことを表明し関係の予算を計上したところです。行政報告の中では、比較検討が可能となった理由として、本庁舎借地部分の用地取得の見込みが立ったこと、本庁舎南側駐車場の整備が完了したことを報告しています。 次に、検討の結果、西庁舎改修案に加え不足する駐車場対策としてのJA岡山用地取得の計画を採用した理由ですが、合併特例債を利用した一般財源ベースでのコスト比較によると、仮庁舎案は8.1億円、西庁舎改修案はJA岡山用地取得関連費用を含め3.3億円で、その差は4.8億円となり優位性が高くなっています。市民サービスにおいて本庁での住民移動と福祉関連の相談、手続がワンストップで完成すること、またDV等の複数の部分が関わる事案について同時に相談を受けることができ連携が取りやすいなどから、西庁舎改修案を採用することとし、よりきめ細やかな住民サービスを提供することが可能になると判断したからです。また、行政事務の効率化の面においても、このたびの感染症対策など緊急事案が発生した際にも関係部局との報告、連絡、相談が密に行え、迅速な意思決定につながることがメリットとして考えられます。 質問事項2、質問の要旨2です。 庁舎再編計画基本構想中・長期構想において、本庁舎への分庁統合を示し、その上でAからFまでの6案を示し比較検討を行いました。比較検討では、まちづくりの方向性や交通の利便性、地域への波及効果、防災拠点としての機能といった広域条件、敷地の形状、接道条件や駐車場の確保といった敷地条件、ユニバーサルデザインや環境への配慮といった建物条件、事業費及び費用対効果といった経済性、スケジュールや財源、工事期間中の市民サービスへの影響といった整備計画、基本理念との整合性、計画の実現性といった項目で評価を行いました。評価項目のうち、防災拠点としての機能、事業費及び費用対効果、財源、基本理念との整合性及び計画の実現性については重要事項として評価しています。 評価の結果、A案、本庁舎をJA岡山用地に建て替えする案、B案、仮庁舎を建設した上で現在の位置に建て替えする案、E案、新たな敷地を求め建設建て替えする案の3案が同率で高い評価となっています。採用とならなかったE案、新たな敷地に建て替えする案については、現在の庁舎敷地を利用せず市が所有する土地以外に敷地を求める案のことから現実性が低いと評価しています。また、B案、仮庁舎を建設した上で現在の位置に建て替えをする案については、仮庁舎を建設し仮移設した後、現在の本庁舎を解体、現在地に新庁舎を建設するという内容であり、事業費が増大することから基本構想として採用することは難しいと評価しています。その他の案ですが、C案、本庁東庁舎を新築する案、及びD案、本庁北庁舎を新築する案は現在の本庁敷地内に別棟を建設することとしていますが、来庁者駐車場が減ること、現在の本庁舎が老朽化した際の対応にコストがかかることから評価が低くなっています。最後にF案、本庁を長船支所敷地に新築する案ですが、短期構想で示した長船支所、長船町公民館の耐震対策を実施する条件からこの案に限り短期間で本庁移転を実施する必要があります。短期構想の期間で本庁舎建設費用を負担することは難しいため、採用には至っておりません。 以上の検討から、A案、本庁舎をJA岡山用地に建て替えする案を採用することとしていますので、ご理解くださいますようにお願いします。 以上で庁舎再編計画についての答弁とさせていただきます。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 予算の編成についてから行きます。 瀬戸内市は、年間を通じていつの議会でも大きな予算を伴う事業が盛り込まれて、その多くが繰越明許としています。例で三つ出します。この6月で防犯行政無線管理事業がありました。7億6,716万円、その予算の全額を繰越明許としている内容でした。6月議会で全予算を繰り越すとは、これはすべきことでないと考えます。自治法では、繰越明許とは歳出予算の経費のうちその性質または予算成立後の事由に基づき年度内にその支出を終わらない見込みのあるものについては予算の定めるところにより翌年度に繰越しして使用することができる。つまり何らかの事態が生じ年度内に支払いができない状況が起こり次年度に繰り越すものです。6月議会に上程して、そのとき全額繰越し、これは適切でないと私は考えます。適正工期が必要というなら、2年間を要することであるなら、今年度支払うもの、それは今年度予算に計上し、次年度に送らざるを得ないものについては債務負担行為を設定するとか、それが本来であると思うんですが、これは総務部長どう思いますか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 6月議会において予算計上しておりますのは、設計施工一括発注という形にさせていただいております。その関係上、設計委託工事費については今年度で予算計上し、完成が来年度の3月末という形で計上させていただいておりますので、そのときに性質上繰越予算としてさせていただいております。これにつきましては、財源確保等の観点からも一番有利なものということで財政当局と協議の上計上させていただいております。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 私は、6月の時点で全額繰越しなんて無責任な予算というふうに思いますよ。 次に、行幸小学校校舎大規模改造工事、これは平成31年度当初予算で約9億6,000万円を議決、私たちはそれで終わりと考えていたらⅠ期工事と仮設部分だということがありました。行幸小学校については、繰越明許もありゃ、2年から債務負担行為もあるし、臨時議会ごとに上がってきたり、ごめんなさい、当初でない議会で上がってきたり、またこの議会では7億1,550万円の債務負担行為とか上がってくるわけです。工事をⅠ期とかⅡ期とか分け、そしてまたそれを細切れにしたり、繰越ししたり、債務負担かけたり、一体全体の事業は幾らなのか、現在どのような事業が進んでいるのか、全く分かりません。議会に対しては、議会に対してというよりはつまり市民に対してもっと全容を分かりやすく、全事業費はこれだけです、今こういう段階に行ってますということを予算のときにきっちり示すのが本来の予算だと思います。教育次長、見解を聞かせてください。 ○議長(日下敏久議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 行幸小学校の……                (8番竹原 幹議員「簡単に」と呼ぶ) 工事につきましては、数年かかるということで現実は実施をさせていただいております。予算につきましては、当初平成30年度に実施設計を行いまして、平成31年度にⅠ期工事を予算を計上させていただいております。その際には、事業を実施するためには中期財政計画というもので内部的に財政当局、それから政策担当部署、そういったところと協議をさせていただいて進めておるという状況になっております。 予算につきましては、先ほど申しましたが、31年度にⅠ期工事、そのあたりでは当然議会の方にお示ししまして、委員会等でも審議をいただいて説明をさせていただいた経緯がございます。その後、その委員会の後、再度全体事業費ということで委員会を設けていただきまして説明もさせていただいた、そういった経緯もございますので、今後につきましても委員会とそういった事業費については説明をさせていただきながら進めていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 新火葬場の予算のつけ方も答弁いただこうと思うたんですけど、同じようなことになるんですよね。瀬戸内市はどうしてこのように細切れの予算になってくるのか。全体の事業費が出ているなら継続費なり債務負担行為のもっと分かりやすい予算と、これは提言しております。特に提案が当初予算でなくて6月、8月、11月で大きな予算がぼんぼん出てくると。臨時議会で大きな予算が出てきたことも、1日で議決してくださいというようなね、大きな。これはちょっと直さにゃいけんことだということで、私そのために提案したんですけど。 今やってる多くの自治体では、当初予算は予算編成過程の見える化ってしとんですよ。予算編成過程を全部見えるようにオープンにしてるんです。そういうことに取り組んでるわけですよ。だから、予算は原則に立ち返って本当に分かりやすく、みんなが見て分かるような、細切れじゃなくて全体が分かるような、そしてそれを公開するというようなやり方をぜひやっていただきたいと思います。 庁舎再編に移ります。 私、いろいろ今言われたんじゃけど、方針変更の理由は南の駐車場が買えた、西庁舎の仮の借地が買えたということが大きい。ただ、南側の駐車場は29年12月に購入しとんですよ。29年というと、もう実施設計の最中ですね。もう実施設計の完了までに購入は済んどったんです。だから、現実に西庁舎の借地にしても4月1日かもしれんけど、借地の間はほかの用途は使えんとなって、そんなことなかったんでしょう。ということは、理由にならないんですよ。これは、この理由には無理があると思います。 それから、今年に入ってです、今年に入ってから西庁舎改修案が示された。比較検討したいという提案がありました。その1月、2月の議論でJAの用地購入については一言も触れてないです。この9月ですね、9月に比較検討案が出て委員会で議論したときに初めてJA用地の購入と中・長期のA案というのが浮上してきた。うちらもしっかりA案を議論せにゃいけんなあと私は思ってここで取り上げました。その中・長期構想のA案、これは確かに基本構想には書かれてます、A案を採用すると明記してます。しかし、これはA案をA案で例えば市民説明会をしたわけではない、今度統合庁舎を20年後にA案でやっていくんですよということを市民の皆さんに説明したわけでもないし、議会でA案についてどんぱち質問があって答えがあったようなことも私は記憶してません。果たしてこのA案を進めていっていいもんかと思います。 財務部長は、総務文教委員会で基本構想でA案、B案、C案を前段に持ってきており、その中でJA用地の取得だとか南駐車場の整備というのはこれは準備段階で進んでいるものと思います。また、基本構想で示しておりますとおり、ここの一帯のところで統合庁舎を持ってくることに変わりはないという認識であります。統合庁舎はもうここに建てるんだと、さきの全員協議会でもA案で進めていくというようなことを言われております。A案でいけば、西庁舎は解体撤去してしまうんですよ。これ、これから保健福祉部を入れても20年たったら解体撤去してしまうんです。それが統合を見据えた取組、これは簡単に私ら理解できんのん、どういうことでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) 議員おっしゃるとおり、A案ですが、JA用地に新庁舎を建設します。今この庁舎が建っているところ西庁舎を込みで解体して駐車場用地としますというのがA案です。この最終の20年後ですが、このとおりに、先ほどの市長のほかの議員さんの答弁でもありましたように、20年後ははっきり言ってこのとおりにいくかどうかというのは分かりません。ただ、基本構想で示されているものに対してこれが実現するように今現在取り組んでおりますし、それに向けて計画等を練っているのが実情でございます。 20年後に解体する、それまでにこちらの庁舎自体の耐用年数自体が来ることは決まっています。ただ、耐用年数が来て壊してしまうのかということになりますと、そのときの状態、その都度の検討にもよりますかと思いますが、そのまま残すこともあり得るということかも分かりません。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) そりゃもういろいろ聞こうと思ったんだけど、これこの前の11月20日の説明会の住民に配った資料にも、将来の本庁舎への統合を見据えた取組としてということをちゃんとみんなに、これ皆ゆめトピアの大ホールで配っとんですよ。だから、A案でということを部長ずっと委員会でも言われてきた。 これあまり時間がないから言うんですけれども、私、A案もB案もC案も一緒なんです、A案で一番気になるのが庁舎と、JAのとこへ庁舎建てられて、県道を挟んだこういう計画がこれデメリットだと思うんです。それを県道を挟むのをどういうふうに克服すると考えられとんですか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) A案を示して、今の段階でそこまでのことは明記されておりません。ただ、当然敷地内を県道が区切っているということは非常に問題があろうかと思います。その間に関しては、今後検討を進めていくということになってこようと思います。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) A案を私らほんまにあの区間を常に、ここが全部駐車場になって、あっこ渡らないと行けないというのがA案なんですね。それで、先ほども言われてました、20年後の人口はもう今年の改定した人口ビジョンでは2045年、令和27年で2万9,000人、人口が2割減るん。職員も当然そういう対応に、2割までいかんにしても減るわけですよ。それから、65歳以上の高齢者が42%、年寄りばっかり、年寄りばっかりというか、お年寄りの方が大勢来られてその都度あの県道を渡らにゃあ庁舎へ入れんという計画なんですよ。あと、してますけど、これはかなりあれです。 へえから、A案について比べてみたいと思うんですけど、A案というのは、もう一度言いますけど、事業費が73億円、JA用地4,506平方メートルに6階建て、延べ床面積8,780平方メートル、77台分の駐車場、そして現在の庁舎を全て解体して394台の駐車場、これがA案なんです。備前の市役所、今ちょうど市役所が建ってます。その敷地面積は4,836.35平方メートル。我が市の今の計画は8,873平方メートル、JA用地を入れると1万3,381平方メートル。実に備前の敷地の面積の2.7倍を確保しようとしてるんです。JAの用地がなくてももう4,000平米から大きいんですよ、備前の市役所の敷地より。それから、延べ床面積ですが、備前の市庁舎は6階建てで6,647.99ですね、瀬戸内市の計画、同じ6階建てで延べ床面積は8,780平方メートル。瀬戸内市のほうが2,133平方メートルも大きいんですよ。ついでに言うなら、備前市の総事業費は約41億円、旧庁舎解体、新築駐車場等造成一式の予算額、瀬戸内市はA案をそれ採用すれば72億8,810万円。31億円も多い。備前市と瀬戸内市がそんなに人口ほとんど変わらないですよ。これほどの差が出た、A案だけじゃないですよ、全部A案から8,800というのは全部一緒なんですけど、この備前市と瀬戸内市との計画との差をどのように考えられますか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) 先ほどの質問でこれだけの面積が必要なのかということですが、この当時、この構想を創るときに面積の検討というところでこの基本構想の中にも盛り込んでおります。必要面積はこれだけであるという計算式の基にだったものです。ただ、それが20年後を見据えてそれが本当にそれだけのものが必要かどうかというのは、先ほども申しましたように、その都度の検討過程になってこようかと思います。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 確かに20年後の計画はなかなか難しいことも分かります。ただ、備前市は今建った、実際の敷地面積と延べ床面積を言うて、その事業費を言うとるわけで、20年後の瀬戸内市がという議論をしてるわけじゃないですよね。だから、そういう工夫、今ここだけで8,873平米あるんです、JAの用地は4,000平米ですから、それをあんだけ道路を隔ててデメリットがあると部長言われてる、本当にそれなのに8,800平米のものをどうして1万3,381平米まで広げにゃいけんのか。20年後は人口も減る、少なくとも。それで、今見たら備前より2.7倍の敷地を買うてまで待っとかにゃいけんのか、20年後を。本当にしっかり本庁舎、統合庁舎を建てるにしても土地ができるだけ要らないように考えるのが一番合理的じゃないですかね、私はそれを言うためにこれ取り上げとんですけど。 それと、保健福祉部が何かもう聞きょうたらお荷物のような、JA用地を購入するために何か方針変更なされたような、そんな気がして仕方ないんですよ。この統合庁舎の問題は、市民の合意がなければ進まない話です。そりゃもう今言う議会で決めてくれと、みんなで議決すれば、否決すればそれでいけばいいんだということなん、聞きょうりゃあそういうことなんですけど、でも本当に今言うA案がベストな案なんか、それってほんまに規模とか、今の計画の規模、敷地面積、延べ床面積、へえから総事業費、そこらが備前と比べただけでもこんだけ違うわけですよ。そういうことも全て市民合意が得られた計画に、部長A案で進めていくと委員会でも言われてるし全協で言われとん、それ本当にA案が市民合意の得られるベストな案なんかどうかということを時間をかけて説明してもらいたいと思いますよ。 それから、今の計画の中でA案からD案まではJA用地が必要です。 ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆8番(竹原幹議員) 遅かれ早かれJA用地を購入するわけじゃから、その準備段階としてJA用地を今購入しとくかと、いずれは買わにゃいけんのんだからということのようですけど、本当にこの規模とか見直す必要があるんじゃないでしょうか。敷地面積とか延べ床面積とか一番基本の部分について見直す必要があるんじゃないか、部長どう思われます。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) 建物自体の面積だとかというのは見直す必要は当然、見直す必要というのはその都度に必要なものをその都度変更をかけていく、見直していくというのは当然必要だと思います。ただ、駐車場用地が少なくなってくる、不足するというのは、これは事実のものであります。ただ、今現在は160台、この庁舎内に止めれる駐車場のスペースになっております。ただ、それが今ある公用車を外に出し、それから保健福祉部がこっちに来、また教育委員会がこっちに来、公用車等々が増えていきますと当然以前の駐車場の台数よりもっと減るようなことになってきます。皆さんに不都合をかけてくるということになってまいります。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 私も統合庁舎絶対今考えるなということを言うてないです。20年後というか、将来的には統合庁舎は必要だと思います。そう考えるべきだと思いますよ。ただ、今A案に向かって進めていくためにJAを買うとか、本当に敷地が…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◆8番(竹原幹議員) すいません、敷地が統合庁舎を建てるその前段階であるなら要らん土地、特に公共用地とか、今公共施設の再編とかでは要らん土地は売却しようとしているのに、それが行政の政策でしょう、それをあえてこれを買うて、20年後のために買う、4億円、5億円の駐車場のためだけに買うというのは私は市民合意が得られるように思えないし、それ工夫してしっかり練り直して市民に再提示してもらいたいと思います。これほんまにこれからしっかり議論をして、それからうまくいけば、市民合意も得られたら計画的に基金を積み立ててこれは進めていくべきだと思いますけど、今はこれはちょっと立ち止まって考えるべきだと思います。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で竹原幹議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。                午後3時20分 休憩                午後3時21分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 以上で本日予定しておりました発言順序7番から12番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は明日12月3日午前9時30分から引き続き発言順序13番から15番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんお疲れさまでした。                午後3時22分 散会...